ありふれた奇跡

ドラマ『ありふれた奇跡』詳細

放送期間 2009年1月8日 – 3月19日
放送局 フジテレビ
話数 11
キャスト 仲間由紀恵
加瀬亮
風間杜夫
戸田恵子
松重豊
キムラ緑子
黒坂真美
陣内孝則
塩見三省
井川比佐志
岸部一徳
八千草薫
ほか
公式SNS 公式HP Twitter
イントロダクション

2009年1月スタートの木曜劇場は、フジテレビ開局50周年記念ドラマ『ありふれた奇跡』。およそ11年ぶりに山田太一が連続ドラマの脚本を手がけることとなった。日本のドラマ界を代表する二人の脚本家・倉本聰と山田太一が10月クールから1月クールへとバトンを渡す。
主演は仲間由紀恵、加瀬亮という新鮮かつ豪華な組み合わせが実現する。仲間由紀恵がフジテレビの連続ドラマに主演するのは、2004年7~9月に放送した『東京湾景Destiny of Love』以来の約4年ぶり。一方、「それでもボクはやってない」、「硫黄島からの手紙」など、映画界で次々と話題作に出演している加瀬亮が、テレビの連続ドラマに出演するのはなんと今回が初めてとなる。映画中心の活動をしていた加瀬は、山田太一脚本ならと今回の連続ドラマへの出演を快諾したという。出演者はほかに、陣内孝則、井川比佐志、風間杜夫、戸田恵子、松重豊、岸部一徳、八千草薫など豪華なベテラン勢がずらりと顔をそろえる。
現在、日本の自殺者は年間3万人を超える。そんな現代社会に孤独と絶望を抱えながら生きる男女とその家族が不器用に交流し、心を開いていくことによって希望を見出していく人間ドラマだ。山田太一ならではのせりふ回しが、懐かしくもあり新鮮で、独特の空気感が流れる見応えのある上質なドラマになりそうだ。

また、このドラマの主題歌を、アイルランド出身の歌手・エンヤが担当することが決まった。11月12日にリリースされた7枚目のオリジナル・アルバム「雪と氷の旋律」(原題“And Winter Came…”)に収録されているその曲は、ドラマと同じ「ありふれた奇跡」(原題“Dreams Are More Precious”)という邦題がつけられている。エンヤは、「現代社会に生きる孤独な人間が不器用に交流し、心を開いていくことによって希望を見出していく」というこのドラマのテーマに深く感銘し、自らドラマの趣旨に合うこの曲を主題歌に起用してほしいと、楽曲提供することとなった。脚本の山田太一も、エンヤの曲が主題歌に決まる以前に、ドラマの登場人物の一人がアイルランドを愛しているという設定の脚本を書いていたという偶然に驚き、「“ありふれた物の中に奇跡が隠されている”という歌の一行は、まさに私の思いです」と喜んでいる。エンヤの楽曲ならではの世界観がこのドラマをより一層盛り上げてくれることだろう。

出典:公式サイト
各話あらすじ
第1話

業務用厨房機器販売会社に勤める中城加奈(仲間由紀恵)は、打ち合わせに向かうため電車から降りた駅でホームに立つ1人の男性(陣内孝則)に目を止める。いったんは出口へ向かいかけた加奈だが、再びホームに戻り静かに男に近づく。たまたまホームに居合わせ、そんな加奈の行動を見ていた左官職人の田崎翔太(加瀬亮)もまた、男に何かを感じて近づく。ホームに電車が滑り込んでくると、線路に飛び出そうとした男を間一髪のところで捕まえ、引き戻す加奈と翔太。
警官・権藤(塩見三省)の立会いのもと、駅員室に呼ばれた3人。藤本誠と名乗るその男は、自殺しようとしたことを強く否定し、突然つかみかかってきた加奈と翔太を激しく非難するが、権藤の配慮で2人は帰される。そのまま駅で別れるが、翔太は加奈を追いかけ駅を飛び出す。しかし、加奈の姿は見つからず、仕方なくコーヒーショップへ入ると、偶然加奈が店内にいた。ぎこちない会話の末、翔太は思いきってメールアドレスを聞き、翌日からメールのやりとりが始まる。
仕事を終え帰宅した加奈。居間では人形教室を開いている母親の桂(戸田恵子)が、生徒たちと目前に迫った展示会に向けて作業中。祖母の静江(八千草薫)は、自室で落語を聞きながら焼酎を飲み、父親の朋也(岸部一徳)は自室で隠れるように何かをしていた。同じ頃、左官の親方である祖父の四郎(井川比佐志)と市の関東水道局に務める父親の重夫(風間杜夫)との男所帯である翔太は3人で食事をとっていた。
そんな折、交番の権藤のもとへ誠が訪ねてきた。誠は加奈と翔太の住所を知りたいと申し出る。一方、重夫の前には5年前に男を作って飛び出していった元妻・安藤律子(キムラ緑子)が派手な格好をして現れた。驚く重夫に律子は財布を落としたからお金を貸して欲しいと頼む。怒って律子を置き去りにして帰っていく重夫。
ある日、権藤に呼び出されレストランにやってきた加奈と翔太。やがて入ってきた権藤は、今日は非番であることを告げ、誠を紹介する。誠は自殺しようとしたことを認め、2人を責めたことを謝った。4年前に火事で妻子を亡くしたことを告げ、自殺を止めてくれたことを感謝する誠だが、自分の行動から死のうとしていたことを察した2人に過去に同じ経験があるんじゃないかと問う・・・。

第2話

中城加奈(仲間由紀恵)と田崎翔太(加瀬亮)は、自殺を止めた藤本誠(陣内孝則)から同じ経験があるのではと聞かれた。その場は返事をせずに帰った2人だが、後日、メールで死のうとした過去があることをお互いに告白した。
ある日、喫茶店で待ち合わせした加奈と翔太。今はもう死のうと思っていないと前向きな発言をする加奈に対し、翔太は曖昧で後ろ向きな発言をする。苛立つ様子の加奈に、翔太は慌てて自分の発言を否定するが加奈は喫茶店を出て行ってしまった。激しく後悔する翔太の様子にすばやく気付き声をかける祖父・四郎(井川比佐志)だが、父・重夫(風間杜夫)は四郎に言われるまで何も気付かない。
謝ろうと加奈の家を探しに来た翔太。すると、中城家の前で座っていた加奈の祖母・静江(八千草薫)に声をかけられた。家に忘れた地図を取って来て欲しいという。戸惑いながらも静江に頼まれるまま動く翔太は、さらに目的地まで案内がてら同行することになる。向かった先は加奈の母・桂(戸田恵子)が開催している人形展だった。なりゆきで桂と加奈の父・朋也(岸部一徳)と挨拶を交わす翔太だが、居心地が悪くなり気付かれないように帰っていく。
同じ頃、加奈はスナック「妙」で誠と会っていた。加奈の電話番号を調べた誠が連絡をとってきたのだ。加奈が自分も過去に死のうとした経験があることを告げると、誠はホッとした表情を浮かべる。
重夫の前には、再び元妻・安藤律子(キムラ緑子)が現れた。お金を貸して欲しいと言う律子に怒る重夫。2人が会っていたのを偶然通りかかり目撃した翔太だが、重夫はその事実を隠す。

第3話

自殺しようとした過去があることを互いに告白した中城加奈(仲間由紀恵)と田崎翔太(加瀬亮)。2人はメールを交換しあいながらどこかで気持ちが通じ合っていると感じ始める。2人で会うものの、加奈にこれはデートではなく死のうとしたことのある人の会だと言われ、残念に思いながらも納得する翔太。加奈は翔太に死のうとした理由をたずねた。話し出そうとする翔太だが、急に震えどもってしまう。謝りながら翔太を抱きしめる加奈。
その夜、加奈との出来事を思い出してはおかしな反応をする翔太に気付き声をかける重夫(風間杜夫)だが、四郎(井川比佐志)は“ホッとしている反応”だから放っておけという。重夫は訳がわからない。加奈も静江(八千草薫)を相手に妙にはしゃいでいた。
後日、デートではないと言われながらもスナック「妙」で待ち合わせをした加奈と翔太。そこへ藤本誠(陣内孝則)がやってきた。加奈が、誠も死のうとしたことのある人の会のメンバーにいれたので呼んだと言うのを聞き、翔太は内心がっかりだ。お酒が入った誠は、過去にアルコール依存症で病院に入っていて、お酒は半年ぶりであることを告げる。すっかり酔っ払ってしまった誠を翔太が送っていくことになった。
帰りのタクシーの中で誠はデートの邪魔をしたと謝るが、翔太はデートじゃないと否定はするも不機嫌なままだ。誠は加奈と翔太はどうみてもデートをしている、と言う。家まで送られた誠は翔太に家に上がるようにと誘った。誠は古くて小さな部屋で質素な暮らしをしていた。翔太に過去の話をする誠。やがて誠は翔太に泊まっていくように勧める。役に立つならと泊まることを了承する翔太だが、その返事に対して誠は若い人は自分中心でいいと言い出した。その途端、翔太が誠につかみかかった。2人はもみ合いになる。

第4話

中城加奈(仲間由紀恵)に家が見たいと言われた田崎翔太(加瀬亮)は、重夫(風間杜夫)と四郎(井川比佐志)にその話をする。加奈に一度会っている重夫は大歓迎ムードだ。
日曜日。家では重夫と四郎がソワソワと落ち着かない様子で迎える準備をしている中、駅で加奈と合流した翔太は近所の喫茶店へ行く。昔話を交えながら近所を案内して家に行くと、かしこまった四郎と重夫が待っていた。ちょっと緊張しながらも、会話を弾ませる3人に翔太は少し複雑な思いだ。
翔太の部屋に通された加奈は、壁に貼られたアイリッシュダンスのポスターをみつけて踊り出した。翔太は器用に踊って見せ、笑顔になる2人。階下では2人の踊る足音を聞いた重夫と四郎が首をかしげていた。そして、加奈と翔太はキスをする・・・。
車で送ってもらいながら加奈が夕食に誘うが、翔太は静かにそれを断った。家に帰ってきた加奈が居間へ行くと、桂(戸田恵子)がソファに寝ていた。落ち込んで起き上がれないと話す桂に展示会の成功を持ち出し励ます加奈だが、桂は加奈に抱きついてきた。
家に戻った翔太は1人で酒を飲んでいる重夫に、律子(キムラ緑子)と会っているのかと問う。よりを戻す気はないと言い切りながらも放っておけないという重夫。
ある日、桂は人形制作の師匠である立川研次(吹越満)の工房を訪れた。工房にはダンボールが積まれていて、研次は今夜ウィーンへ発つという。内緒にしていたことを怒った桂は、さらに人形展で桂の人形を買ったのが研次であることを責める。バカにしていると、人形を取り返す桂。
桂が家でウイスキーを飲んでいると、静江(八千草薫)がやってきた。静江は怒られるかもしれないけどと言いながら、加奈の机の中から持ってきたと1枚の写真を桂に差し出す。それは加奈が翔太と翔太の家族とで田崎家前で撮った写真だった。さりげなく加奈に翔太のことを聞きだそうとする静江だが、加奈は話したくないようだ。

第5話

中城加奈(仲間由紀恵)が田崎翔太(加瀬亮)の家を訪ねて以来、会わないまま1週間が過ぎた。翔太が恋愛関係になることを戸惑っているのは、自分が自殺しようとしていた理由を話さないからと思っている加奈は、次に会った時に話すとメールで告げる。
立川研次(吹越満)との別れ以来、具合が悪く起き上がれないでいる桂(戸田恵子)。事情を知らない加奈は病院に行くように勧める。その頃、朋也(岸部一徳)は再び重夫(風間杜夫)と会っていた。2人は人目を忍ぶように、とあるビルへ入っていく。そこは女装サロンだった。2人は着飾ると、これが最後だとそのまま街を歩く。驚いて振り返る街の人々の反応に喜びを感じる2人。
加奈と翔太は会う約束をするが、加奈が待ち合わせ場所に指定したのは、以前に加奈が店長に啖呵を切って飛び出した喫茶店だった。困惑する翔太だが、加奈は店に入ると店長を呼び、前回の行動を謝った。すっきりしたと笑顔になる加奈。喫茶店を出ると、歩きながら加奈は翔太に自分が子供の産めない体であることを打ち明ける。告白に戸惑いながらも、子供はいらないと答える翔太。しかし、加奈は先に帰ると告げて去っていく。
翌日、翔太は気持ちは変わらないとメールを送るが、加奈からの返事はなかった。田崎家では、加奈のことが気になっている四郎(井川比佐志)が、進展具合をさりげなく聞いてくるが翔太は話をそらす。中城家では、桂が相変わらず寝込んだままだ。加奈は心配と自分への苛立ちから病院に行かないことを責め、桂と口論のようになってしまう。のんきに構えている朋也にも、電話で桂に病院へ行くように言えと訴える加奈。静江(八千草薫)はめずらしく桂の部屋に行く。横になっている桂に、自分が若かりし頃に夫以外の男性に恋をした話をする。

第6話

中城加奈(仲間由紀恵)から子供が産めないことを告白された田崎翔太(加瀬亮)は、加奈に呼び出されて藤本誠(陣内孝則)の部屋にやって来た。誠は、「妙」で加奈に手を出そうとして以来の再会に翔太に自分を殴るように言うが加奈はひきずらないように声をかけ、自殺しようとした理由の詳細を話すから立ち会って欲しいと頼んだ。静かに話し始めた加奈。数年前、付き合っていた男の子供を妊娠した加奈は、その男が別の女性を妊娠させ中絶させていたことを知り中絶をした。しかし、それが原因で妊娠できない体になっていたのだ。話を終えると、加奈は何も言わないで欲しいと部屋を1人出て行く。
誠はゆっくり時間をおいて考えろと助言するが、部屋を出た翔太は中城家に向かった。静江(八千草薫)が応答し、加奈はまだ帰っていないという。翔太を歓迎し、ひ孫が見られる日が楽しみだと無邪気に話す静江に翔太は子供は欲しくない、持つ気はないと言い切る。そこへ加奈が帰宅した。驚いた加奈は翔太を追い返し部屋に戻るが、そこへ静江がやってきた。翔太が子供をつくる気がないとの発言したことを静江から聞いて驚く加奈。
その後、メールでやりとりをする加奈と翔太だが、「子どもなんかいらない」という翔太に加奈は「感情に流されることなくゆっくり考えて」と繰り返す。そんな中、加奈の部屋に朋也(岸部一徳)がやってきた。静江から話を聞き翔太を批判する父に、加奈は話をそらすように桂の症状や朋也自身が何かを隠してないかと問う。朋也は、誰にだって人に言わないことがあると言って部屋を出て行く。
ある日、翔太の家では、夕方風呂に入っている重夫(風間杜夫)に四郎(井川比佐志)が早く支度をしろという。翔太がいない時に話があると朋也が訪ねてくるというのだ。翔太を婿養子に欲しいと言われるのではないかと構えていた四郎だが、朋也の話は翔太が結婚しても子供はつくらないと発言したことだった。驚きながらも翔太がそんなことを言うはずがないと否定する重夫と四郎。やがて話は家柄のことにまで及び、双方は口論になってしまう。

第7話

中城加奈(仲間由紀恵)の家で静江(八千草薫)に子供はいらないと言った田崎翔太(加瀬亮)。それを律子(キムラ緑子)が知っていたことで翔太は重夫(風間杜夫)を問いただし、朋也(岸部一徳)が田崎家を訪ねてきたことと結婚を反対していることを知る。
加奈は翔太から朋也の行動を聞き、自分たちの知らないところで結婚の話が出ていることに戸惑う。秘密を告白してくれたのは結婚を考えてのことだと思っていた翔太は、子供はいらないと繰り返すが、加奈は結婚はしないと言い切る。
ある日、翔太は静江に会うためにスーツ姿で中城家を訪れた。家には代休中の朋也もいて、あまり歓迎されない様子で中に通される。朋也、桂(戸田恵子)、静江に囲まれるように座った翔太は、加奈との結婚は今のところはないと言いつつも、自分は結婚を望んでいることを告げる。そして、子供がいらないと言ったのは本心ではなかったと話すが、朋也は厳しい口調で発言の真意を追求してくる。さらに、翔太が仕事に追い詰められて入院したことや自殺未遂をした過去を調べていて、加奈の相手にふさわしくないと言い切った。翔太を執拗に責める朋也に嫌悪感を示す桂。逃げるように中城家を出る翔太を静江は気の毒に思いながら見送る。
家に帰ってきた加奈のもとへ桂と静江がきた。翔太が訪ねてきた一部始終を聞いた加奈は、朋也の行動に怒りながらも、家族の前で翔太とは結婚はしないと言い切る。そんな中、藤本誠(陣内孝則)は児童相談所を訪れていた。
数日後、静江は四郎(井川比佐志)から電話をもらい喫茶店で待ち合わせをする。四郎は、自分の出る幕じゃないと言いながらも翔太と加奈の仲を朋也に納得してもらえるよう協力を頼んだ。静江は翔太をいい青年だとほめつつも、加奈はあげられないと協力を断る。

第8話

中城加奈(仲間由紀恵)は、藤本誠(陣内孝則)の働く住宅展示場にやってきた。加奈は住宅を見に来た客を装い、誠に案内されながら田崎翔太(加瀬亮)が子供はいらないと言い張っていることを話す。翔太にはもう会わない方がいいのかもと言い出した加奈に、誠は養子・里親という選択もあることを告げる。ためらいつつも子供部屋を見て涙声になる加奈の気をそらすように誠は展示場前に捨てられていた子猫を見せる。子猫を愛しそうに抱く加奈を、誠は複雑な思いで見つめる。
重夫(風間杜夫)に呼び出され喫茶店にやってきた朋也(岸部一徳)は、重夫が女装していることに怒りを露わにする。重夫の話は、加奈と翔太を応援したいというものだった。難色を示す朋也は、子供ができないのは翔太のせいだと訴え、加奈が養子・里親のパンフレットを持っていたことまで話す。思ってもいない話に驚き呆然とする重夫。
朋也から聞いた話を四郎(井川比佐志)にすると、翔太に事実を確かめろという。重夫は律子(キムラ緑子)に連絡をとり真相を探らせる。律子に病院で調べたのかとか聞かれた翔太は否定しながらも、重夫がその事実を知っていることに驚く。
数日後、重夫から連絡をもらった加奈は「妙」で会う約束をする。やってきた重夫は翔太が落ち込んでいることを話し、加奈に結婚の可能性をたずねるが、答えは「ありません」だった。それでも翔太が健康であると訴えくいさがる重夫に、加奈は子供を産めないのは自分だと告白した。
早朝、加奈は出勤前に話があると桂(戸田恵子)を起こして居間に呼んだ。それに気付いた朋也もやってきた。2人を前に自分が子供が産めない体であることを告げる加奈。やがて静江(八千草薫)も起き出してきて事実を知る。同じ頃、仕事に向かう翔太のもとへ重夫がやってきた。重夫は、結婚は本人同士の意思だと翔太を励ます。

第9話

中城加奈(仲間由紀恵)は、四郎(井川比佐志)に翔太(加瀬亮)との結婚は許可できないと言われたことや、それが原因で静江(八千草薫)が貧血を起こしたことで気持ちが混乱し、翔太からの謝罪メールにも返事ができずにいた。翔太は四郎を責めるが、四郎の意思は変わらない。加奈に会う勇気が持てないでいた翔太に藤本誠(陣内孝則)は、将来より今を大事にして、今はとにかく加奈に会うべきだとアドバイスをおくる。誠の言葉を受け、加奈は心配ごとはすべて忘れて、何も知らない初めて会った者同士として会おうと翔太に提案する。
休日、加奈と翔太は公園で初対面の振りをして会うことになった。ぎこちなさがありつつも、初対面を装ってそれぞれ架空の自分や家族を作り出して会話やデートを楽しむ2人。すると、加奈が突然、ホテルを予約してあると言い出した。驚きしばらく沈黙した翔太は、それを断った。加奈がこれを最後にもう会わないつもりであることを察したのだ。そんなのは嫌だと走り去る翔太。
戻ると事務所にいた四郎の元へ行き、改めて結婚の意思を告げる翔太だが、四郎も反対の意見は変えない。そこへボストンバッグを持った重夫(風間杜夫)が現れた。律子(キムラ緑子)と一緒に暮らすという。同じ頃、桂(戸田恵子)は加奈に呼び出されホテルへ来ていた。翔太との関係を聞く桂に加奈は別れたことを告げる。翌朝、桂は自分の過去の不倫を告白しながら加奈を励ました。

第10話

「妙」で待ち合わせした中城加奈(仲間由紀恵)と藤本誠(陣内孝則)。加奈は自殺しようとした時を振り返り、誰かに止められた気がしたが、それを翔太と重ねて恋人気分になっていただけかもしれないと話す。そんな加奈に誠はもっと気持ちを楽にするべきと言う。
ある日、四郎(井川比佐志)のもとへ誠がやってきた。誠は加奈と翔太(加瀬亮)を応援すると言い、血筋を絶やしたくないと言い張る四郎に反対ではなく励ますのが役割じゃないかと訴える。すると、四郎がおもむろに5万円を貸そうと言い出した。翔太の件にかこつけて仕事か金を探しているのだろうと言う四郎。沈黙の後、うなずいた誠に四郎は5万円は貸さないが5千円を寄付すると言う。罠にかけられたと怒った誠はお金を受け取らず去っていく。
翔太は重夫(風間杜夫)と律子(キムラ緑子)が暮らすアパートへ来ていた。口げんかをしながらも仲良さそうな2人と乾杯し、食事をする翔太。
とある喫茶店で誠は朋也(岸部一徳)と向かい合って座っていた。誠は加奈と知り合った経緯を説明し、加奈と翔太を一緒に応援して欲しいと言う。
しかし、朋也はあなたには関係ないから娘のことは忘れて欲しいと言い、コーヒー代金だと1万円を渡す。戸惑いつつも受け取る誠。
誠の来訪を聞いた加奈と翔太は、それぞれ誠に連絡を取るが携帯は電源が切られたままだ。誠を心配し、会うことにする加奈と翔太。待ち合わせの喫茶店に行く前に、2人はそれぞれ誠の家に行っていた。翔太はアパートを管理する不動産会社にまで出向き、中で倒れていないかまで確認していたが誠は不在だった。不安を募らせつつも、2人は喫茶店で誠の行動について話し始める。

第11話

見知らぬ若い女性から赤ん坊を預かった中城加奈(仲間由紀恵)と田崎翔太(加瀬亮)。5分で戻ると言ったその女性は、20分経っても戻ってこなかった。トイレに女性を探しに行くも女性の姿はなく、その後も慣れないながらもミルクをあげたり、おしめを換えたりと、買いに走った育児本を参考にしながら懸命に世話を焼く加奈と翔太。2時間が経過した。警察に届けようと提案する翔太に加奈は「もう少しこうしていたい」と本音を漏らす。
さらに数時間が経過するが、女性は現れる気配はなかった。やがて、加奈に内緒で翔太が連絡した誠(陣内孝則)と警官の権藤(塩見三省)がやってきた。一緒に警察に行こうと言われ、歩き出した加奈たちの前に母親の美代(末永遥)が現れた。反省している様子の美代に赤ん坊を戻す加奈。再び2人きりになった加奈と翔太はホテルへ。翔太がシャワーを浴びて出てくると、赤ん坊の一件で張っていた気が緩んだのか加奈は眠っていた。
翌朝、ソファに寝ていた翔太は加奈に起こされて目を覚ます。赤ん坊を前に自分は無力じゃなかったと涙を流す加奈を優しく抱きしめる翔太。
律子(キムラ緑子)の部屋に桂(戸田恵子)が訪ねてきた。加奈が翔太との結婚を望んでいると知り、翔太の母親である律子に会いに来たという。重夫(風間杜夫)と一緒に暮らしていることで家族付き合いを気にかけている素振りの桂に、律子は中城家とは付き合わないから心配しないでと明るく言い放つ。一方、朋也(岸部一徳)と重夫も喫茶店で会っていた。女装癖がバレた時を心配し、やめるべきかを話し合っていたが隠し通すことで話はまとまり、笑い合う2人。
田崎家では、事務所にいた四郎(井川比佐志)が職人の神戸(松重豊)に中断していた工事の再開を告げた。喜ぶ神戸は、家族を東京に呼び寄せるから母屋の一室を貸してもらえないかと相談を持ちかける。四郎は家がのっとられると提案を却下する。その夜、神戸から話をきいた翔太が怒った様子で四郎にくってかかった。もっと人を信用して心を開くべきだと訴える翔太をあしらう四郎。
数日後、中城家と田崎家の家族がレストランで顔を合わせていた。相変わらず結婚には反対している四郎の提案で、両家が集まることになったのだ。立ち上がった四郎は全員を見渡すと、静かに話し始めた。先日、翔太に言われた言葉が胸に響いてきたという四郎は、翔太の成長は加奈と知り合ったおかげだと加奈にお礼を言う。そして、心配事は気持ちがあれば乗り越えられると言い切った。四郎の結婚を認める発言と、桂や静江(八千草薫)からの「おめでとう」の言葉に涙ぐむ加奈。
誠に経過を報告する加奈と翔太。誠は美代を支えながら暮らしていることを告げる。一方、田崎家には神戸一家がやってきていた。神戸の家族と楽しそうにしている四郎。朋也と重夫は相変わらず女装をし、桂と静江は人形作りに励み、加奈と翔太もそれぞれの仕事をこなし、いつもの日常をおくる面々がいて・・・。

出典:FOD

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主題歌:「Dreams Are More Precious」

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ドラマ『ありふれた奇跡』感想コメント

このドラマからは脚本含めて人間味が溢れている素晴らしいドラマだったなと思いました。一つ一つの心理状態を上手く描いてそして言葉で伝えていく所が、ある意味脚本家の山田太一さんならではの作品でとても良かったです。そして難しい脚本を役者陣が上手く演じられていたなと感じました。(40代男性)

孤独感との戦いをしている方は何万にもいると思います。私も実際に孤独感があって寂しく思いました。やっぱり人間は一人では生きてはいけないんです。その優しさや、思いやりが伝わっていました。孤独を感じたくないので仲間って大事なんだと感じました。(30代女性)

偶然知り合った事から次第に広がっていく人間関係と、それに関わっていく人物のそれぞれが心に隠し持った「秘密」がおりなす濃密かつ重層的な物語が見応えがありました。次から次にどう展開していくのかが興味深いドラマでした。(40代男性)

加瀬亮さんと仲間由紀恵さんがお互い心に傷を持ちながらも、徐々に仲良くなっていく感じが歯がゆくてキュンキュンするドラマです。本当の日常を切り取ったようなドラマなのですごく二人を身近に感じることのできるドラマです。父親たちの女装好きなところもなんだか素敵です。(30代女性)

加瀬亮さんに胸キュンです。もともと加瀬亮さんが好きですが、このドラマの加瀬亮さんも相変わらず好きでした♥️あの独特な佇まいとか、立っているだけで絵になる感じが好きです。演技が自然で本当にその役の人として見てしまいます。(20代女性)

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