【徹底比較】ファミリーキャンプ用ツーバーナーのおすすめモデル

【徹底比較】ファミリーキャンプ用ツーバーナーのおすすめモデル

キャンプのメインイベント、夕食。
焚き火や炭での調理はキャンプの醍醐味です。

しかし、焚き火も炭も火を起こすのが一苦労。火力調整が難しく弱火で煮込む料理は苦手です。
パパっと済ませたい朝食の準備も、わざわざ火を起こすのは手間ですね。

ツーバーナーなら点火は簡単、準備も手間いらずですぐに調理を始めることができます。

ママも家庭のコンロのと同じ感覚で使えるので不便を感じることはありません。
パパだって男料理を思う存分作ることができます。

そこで今回はそんな、着火が簡単、弱火もいける。ファミリーキャンプでつかえるツーバーナーをご紹介します。

そもそもツーバーナーって?燃料は?選ぶときに見るポイントは?

この記事を読むとこのようなことがわかります。

あなたもお気に入りの1品を見つけてみませんか?

ファミリーキャンプの料理は同時に調理したい

ご飯を炊く、おかずを作る。少ない量であればシングルバーナーでも間に合いますが、お子さんが生まれ家族が増えたときには、2つ以上の火が欲しくなります。

電子レンジで温めなおすことができないキャンプでは、温かいものを温かいうちに食べるということが、意外と難しかったりします。

そこで登場するのが、火口が2つあるツーバーナーです。

ツーバーナーとはいったいどんなものなのか、詳しく見ていきましょう。

ツーバーナーとは?

ご家庭で料理を作る際に、ガスコンロを使いますよね?
もしかしたら1人暮らしだと1口タイプかもしれませんが、基本的には2口タイプだと思います。

そう名前の通り、ツーバーナーとはキャンプで使える2口コンロのことです。

さきほども書きましたが、焚き火よりも点火が簡単で、火力の調整もしやすい、コトコト煮込むカレーもお手の物です。

ツーバーナーの燃料には大きく分けて、ガス、ホワイトガソリンの2つがあります。

それぞれに長所短所があるので、詳しく見ていきましょう。

ツーバーナーの燃料はガス缶とホワイトガソリンの2タイプ

 ガス缶(OD缶・CB缶)

ガスを燃料とするタイプにはさらに2種類あり、OD缶、CB缶に分けられます。

手に入れやすく、扱い方が簡単なのが特徴です。

あとからご紹介しますが、ホワイトガソリンと違い、取り付けて火を近づけてバルブを開くだけで簡単に点火することができます。
(点火装置の付いているモデルもあります)

火力調整も簡単で、家庭用コンロのようにとろ火も楽にすることができます。

OD缶とは

OD缶とは、アウトドア(out door)の頭文字をとったものです。

登山などで使うシグナルバーナーの燃料として使われることが多く、ダルマのようなコロンとした見た目をしています。

110㎖と500㎖缶があり、うまく合わせることで食器(コッヘル)の中に入れることができ、荷室のスペースを節約することができます。

多くのスポーツ店、ホームセンターで販売されています。

CB缶とは

CB缶とはカセットボンベのことです。

ご家庭でなべ料理をする際に、テーブルの上で使うコンロに使用する物です。

コンビニなどで気軽に手に入れることができるので、持ってくるのを忘れても道中で買えるのが大きなメリットです。

価格も、紹介する燃料の中では1番安価です。

見た目がいかにも家庭用という感じでアウトドアテイストが少し足りない気もしますが(キャンプは雰囲気も大切です)ランタンなどほかのガス器具と燃料を統一することで、ランニングコストをより一層抑えることができます。

ホワイトガソリン

ホワイトガソリンとは、アウトドアバーナー用に作られたガソリンのことです。

自動車に使われるガソリンは、引火点を調整したり、エンジンの洗浄剤が含まれているため、ススが出やすく、ホワイトガソリンを使用するバーナーでは気化器(ジェネレータ)が詰まり、使用できません。

点火には燃料を送るためのタンクに圧力を加える作業(ポンピング)と、燃料を気化させる余熱(プレヒート)という作業が必要です。

はじめはうまくいかないこともありますが、慣れてしまえば”儀式”ととらえて楽しむ余裕が出てきます。

ポンピングとプレヒートで強制的に気化させるので、ドロップダウンすることなく寒冷地でも使うことができます

ファミリーキャンプ用のツーバーナーの選び方

携帯性

携帯性は、ガソリン>OD缶>CB缶といった傾向が見られます。

それは、ガソリンはタンク、ジェネレータの分がどうしても必要なこと、OD缶は缶を立てて(あるいは逆さま)に設置する必要があること、CB缶は缶を寝かせて設置することができることが要因として挙げられます。

耐久性

耐久性は、ガスを使用するものはガス漏れを防ぐために、取り付け口が精密に作られています。
そのため衝撃には注意が必要になります。

ガソリンモデルは、耐久性がガスのモデルに比べ高い傾向にあります。

それはメンテナンスキットが売られていて、ジェネレータの掃除、パッキンの交換などを自分で行うことで長く使うことができ、親子代々で使い続けることができるほどです。

燃料効率

燃焼効率はガソリン>OD缶>CB缶ということが言えます。

ガソリンはドロップダウンがなく、(消火を確認してから)燃料を継ぎ足したり、余ったときは携行缶に戻すことができるので、無駄なく使うことができます。

OD缶はプロパンガスを含むタイプであれば比較的寒さに強く、ドロップダウンが起きにくいです。
容量もCB缶に比べ大きいので家族4人で1泊くらいであれば1本(ツーバーナーでは2本)あれば十分です。

CB缶は寒さに弱くドロップダウンがしやすいです。容量もOD缶よりも少ないです。
しかし、CB缶は安価なことと、急にガスがなくなっても、コンビニエンスストアで簡単に入手できるので、気兼ねなく使えるというメリットが挙げられます

おすすめのツーバーナー

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画像 商品名 メーカー 特徴 価格目安 重さ(kg) サイズ 収納サイズ
ツインバーナー US1900 ユニフレーム 3年連続人気1位 22500 3.9 54*32.5*29 54*32.5*11.5
パワーハウス LPツーバーナーストーブ2 コールマン 3,500kcal/h×2で火力に不足無し 13800 4.2 64*32.5*52 54*32.5*7
レギュレーター2バーナーGRID SOTO マイクロレギュレータで低温下での使用も可能 26400 2.25 47.3*25.2*14.5(風防使用時) 46.8*25.1*11.6(風防不使用時)
オンジャ プリムス 展開はウッドボードを外して脚を開くだけ 24200 3 記載なし 43*14*30
ギガパワーツーバーナー液だし スノーピーク ガスを気化させずに液だしすることで低温下でも高火力を発揮 48180 7.3 56.3*29.3*38.3(風防使用時) 56.3*51.4*38.3(スタンド使用時)

ユニフレーム ツインバーナー US1900

  • 燃料:CB缶
  • サイズ:5432.529
  • 収納サイズ:5432.511.5
  • 火力Kcal/h:3900
  • 重さkg:3.9

Amazonランキング3年連続人気No1の商品です。

その秘密は何と言ってもその機能です。

このタイプの商品で収納時の蓋が風防になるのは多いですが、この商品は風防をつけたままでも、ダッチオーブンを乗せることができます。

しかも、耐荷重が15㎏あるのでよく使われる12インチサイズのダッチオーブンなら楽に使うことができます。

それでいて重さが3.9㎏。これなら女性や高学年くらいのお子さんでも、楽に持ち運べますね。

ゴトクを覆うステンレス製の汁受けは、手前方向に傾斜していて吹きこぼれても、掃除が楽におこなえる、痒い所に手が届く仕様です。

燃料は入手のしやすいCB缶。道中でわすれた!となっても気軽に手に入るので安心ですね。

ガスの気化を促進するするために、バーナーの熱を銅板を通してやわらかくボンベを温める、パワーブースター(加温機)が搭載されています。

これが高出力、3900Kcalの理由です。

コールマン パワーハウス LPツーバーナーストーブ2

  • 燃料:OD缶
  • サイズ:6432.552
  • 収納サイズ:5452.57
  • 火力Kcal/h:3500
  • 重さkg:4.2

アウトドアと言えばコールマン。私にはそんなイメージがあります。

そのコールマンの商品です。

風防を使用するときに蓋を開けると風防になり、機能美にあふれたデザインになっています。

バーナー本体も薄い設計で、高さも抑えられているのでテーブルの上での使用にピッタリ。

火力も3500Kcalと十分で、ハイパワーガスを使用することで寒い時期でも安心です。

soto レギュレーター2バーナーGRID

  • 燃料:CB缶
  • サイズ:47.325.214.5
  • 収納サイズ:46.825.111.6
  • 火力Kcal/h:2500
  • 重さkg:2.25

いたってシンプルな見た目、最小限の風防とゴトク、点火装置のみの見た目で、テーブルの上がスッキリして見えます。

どうしても場所を取りがちなCB缶ですが、横向きに装着することで高さをおさえたデザインになっています。

連続使用、低温下での使用時に火力が落ちてしまうドロップダウンに効果のある、マイクロレギュレータを搭載しています。

プリムス オンジャ

  • 燃料:OD缶
  • サイズ:4114
  • 収納サイズ:431430
  • 火力Kcal/h:3500
  • 重さkg:3

登山用品に強いプリムスから、ファミリーキャンプ向けのツインバーナーのご紹介。

展開収納がとてもシンプル、パカっと開いてドンと置くだけ。

ここまで紹介した商品の中では高さがあるので、所有しているイスがローチェアなら地面にじかに置いてロースタイルでの使用にピッタリです。
イスがハイチェアなら、テーブルの上に置いて立食スタイルもおすすめです。

キャンプなら、立ってご飯を食べてもお行儀悪い日とは怒られませんね。

点火装置が付いていないので、点火の時はチャッカマンなどを用意しましょう。

スノーピーク ギガパワーツーバーナー 液だし

  • 燃料:OD缶
  • サイズ:56.351.438.3
  • 収納サイズ:501136
  • 火力Kcal/h:3000
  • 重さkg:7.3

さて、商品名の”液だし”とはなんでしょう?

ガス缶のモデルは、液体にしたガスを気化させて使用します。
そのため気化する際に熱が奪われ、ドロップダウンの原因になります。

じゃあ、逆さまにして強制的にガスを出そうとしたのがこの商品です。

この発想はOD缶が出始めた頃からありましたが、実際には安全基準の問題で難しい事でした。

それをプリムスは専用のボンベを使うことで、商品化に成功しました。

これは技術革新としてはとても大きなことです。

火力だけでなく、ゴトクも大きいので大きなフライパンでも楽々調理することができます。

まとめ

以上、5つの商品をご紹介しました。

この中で1番のおすすめは、ユニフレーム ツインバーナー US1900です。

パワーブースターというボンベを温める機能でドロップダウンを抑えることで、低温下、長時間使用の連続使用も可能にしています。
これでCB缶の弱点をうまく解消しています。手軽で安価に入手できるCB缶に死角がなくなりました。

あなたもご自分の家族に合わせた商品を見つけて、キャンプでおいしい食事を楽しんでくださいね

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