はい、みなさん、こんにちは。下北沢でキャンプ場のようなカフェを経営しているWAITER-Uの津久井です。この番組は、これからキャンプを始めてみたいけれど、何から始めていいかわからない、本当に一人でキャンプに行って一晩泊まって帰ってこれるのかな、といった不安な方向けに、「そんなことないですよ」と背中を押してあげるような、不安を取り払ってあげるような番組です。
今日はですね、私自身が2020年か2021年頃からキャンプを始めて、早いものでもう4年ほど経つのですが、キャンプを始めた初期に買ってよかったもの、というよりは、初期に買っておけばよかったな、というものを2点紹介したいと思います。なぜなら、最初からこれを買っておけば、何度も買い直さずに済み、結果的に余計なお金を使わずに済んだな、という激選した2点だからです。
キャンプを始めるには、キャンピングチェア、テーブル、寝袋、コット(寝袋の下に敷く台座)、テント、焚き火台、クーラーボックス、ランタン、これくらい揃っていれば大体できると思います。キャンプに慣れてきて、作業効率をもう少し良くしたいな、というところで、パーツを買い足したり、調理道具をアップグレードしていく、という流れになるかと思います。
この基本セットの中で、まず1点目はキャンピングチェアです。最初は安いものを使ったりもしたのですが、安いものって、組み立て方は簡単なものの、無駄な力を使うことが多いんですよね。例えば、キャンピングチェアは、ポールを組み立てて、座面になる布をはめていくという構造のものがほとんどですが、3点はうまくはまっても、最後の4点目がものすごい力が必要だったりするんです。色々使ってきた中で、ヘリノックスのチェアワンを買って、それが一気に解消されました。
ヘリノックスは、キャンピングチェアなどのブランドの中で、老舗でトップクラスのハイブランドです。高いので、キャンピングチェア1個でも2万円近くしますが、色々な安いものを買って後悔するよりは、最初からヘリノックスをドーンと買って長く使い続けた方が、結果的には安く済んだというのが私の経験です。
基本的な構造はどのブランドも同じなのですが、ヘリノックスは組み立てる時に本当に無駄な力がいらないんです。それでいて、ものすごく丈夫で座り心地も良い。やはりハイブランドだけあって、座面の縫製もしっかりしていて丁寧で、質が良いんですよね。なので、今から買うなら、ヘリノックスのチェアワン、もしくはチェアツーを一つだけ買って、ずっと使い続けたいなと思います。
2つ目も、またヘリノックスなのですが、コットです。寝袋の下に敷く、ベッドでいうマットレスのようなものですね。これも同じ理由で、組み立てがしやすい。本当に無駄な力がいりません。組み立てやすいということは、当然片付けもしやすいということ。片付けが楽だと、キャンプは結構劇的に楽になるんです。キャンプの片付けって、二日酔いでやることもありますからね。前日飲みすぎた時は、片付けが楽なことに越したことはないです。
今日ヘリノックスを2点おすすめしましたが、もともとヘリノックスは、キャンプグッズを作っているブランドではなく、その中に使われている重要な骨格の部分、アルミのパイプのようなフレームを作っている韓国の会社だったんですね。それが、軽くて強度の高い丈夫なフレームを作る技術を持っていて、それを活かしてキャンプグッズを作るブランドに転換した、という歴史があるようです。
ヘリノックスという名前から、勝手なイメージでフランスのブランドかなと思っていましたが、調べてみると韓国のブランドでした。最近は、韓国のキャンプギアは本当におしゃれで洗練されていて、丈夫で良いものがたくさんありますよね。キャンプ系のインフルエンサーの皆さんも、ハッシュタグを韓国語でつけていますし。韓国のキャンプギアブランドは、今とても勢いがありますよね。私が初めてキャンプをした4年前から、韓国ブランドのストーブが良いと言っている人はたくさんいました。韓国のキャンプ事情も気になりますね。日本と同じように焚き火台を使うのでしょうか?海外のキャンプ事情も、今後聞いてみたいです。
私の感覚では、韓国のキャンプは守られた環境でやっているという話を聞くことが多い気がします。とはいえ、キャンプなんて、自分が心地よくて楽しいと思える形で、それぞれが楽しめばいいんじゃないかなと私は思います。
この番組では、そんな感じでキャンプにまつわる話や、下北沢のキャンプ場のようなカフェ「THE CAMPING LOUNGE WAITER-U」で起きること、流行っていることなどを定期的にお話ししていきますので、今後ともよろしくお願いします。それではまた次回。
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