王様のレストラン

ドラマ『王様のレストラン』詳細

放送期間  1995年4月19日 – 7月5日
放送局 フジテレビ
話数 11+特別編
キャスト  松本幸四郎
筒井道隆
山口智子
鈴木京香
西村雅彦
小野武彦
梶原善
白井晃
伊藤俊人
田口浩正
森本レオ
ほか
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イントロダクション

三谷幸喜脚本、松本幸四郎ほか超豪華キャストによる大ヒット料理エンタテインメントドラマ。

出典:FOD
各話あらすじ
第1話

都内にあるフレンチレストラン「ベル・エキプ」。その店内でこの店のオーナーシェフが、静かに息を引き取った。その死から数週間後、若者の原田禄郎(筒井道隆)に続き、エレガントさを漂わせる千石武(松本幸四郎)が店を訪れ、隅のテーブルについた。
活気の感じられない店内。メートル・ドテル(食堂支配人)の梶原民夫(小野武彦)は、たばこをふかし、コミ(ウェイター)の和田一(伊藤俊人)やソムリエ・大庭金四郎(白井晃)も手持ちぶさたな様子。バーテンダーの三条政子(鈴木京香)は一応グラスを並べている。厨房でもシェフの磯野しずか(山口智子)、畠山秀忠(田口浩正)、パティシュ・稲毛成志(梶原善)らが気力なく、下準備をしている。
おどおどする禄郎に対し、料理やワインを臆するところなく、次々注文していく千石。ワインも「どこの棚にほこりを被っているはず」と事もなげに言い当ててしまい、「何者?」と支配人兼オーナーの水原範朝(西村雅彦)ら店の関係者は二人に探りを入れ始める。騒ぎ出した客を手際良く追い出す千石。
千石から水原が腹違いの兄だと聞かされ驚く禄郎。父の死で、店のオーナーになった禄郎は、千石の協力で店を再び一流店に盛り立てようと考えていた。「“ベル・エキプ”の意味は良き、友」。自分を納得させるよう話した千石は「君!支配人を呼んできてください。大至急」き然とした声を響かせた。

第2話

千石武(松本幸四郎)は、旧友の忘れ形見、原田禄郎(筒井道隆)の情熱に押され、傾きかけたフランス料理店「ベル・エキプ」のギャルソンとして再び働く決意を固めた。千石は、水原範朝(西村雅彦)ら店の関係者に、店の新しいオーナーとして禄郎を紹介。「ベル・エキプ」の“千石流再建”がスタートした。
久しぶりに再会した腹違いの兄弟・範朝と禄郎は三つのWをテーマに今後店を運営していきたいと表明したが、友達から借りた派手なタキシードも似合わず、従業員たちから軽く見られた様子。
一方、千石は威風堂々。自ら冷蔵庫を点検し、オーダーを取らないで欲しいといわれたアラカルト料理の注文を受け、シェフ・磯野しずか(山口智子)の怒りを買う。
しかし、「断ったら店の信用にもかかわる、材料はそろっています」と事もなげに言い、自ら調理場に入り指揮をとって料理を作り出す。注文を受けた六つの料理を、料理の基本である“同時提供する”ことができるのか!?千石の気迫に押され調理場で奮闘が始まった。

第3話

オーナーシェフである父の突然の死によってサラリーマンからフランス料理店「ベル・エキプ」のオーナーになった禄郎(筒井道隆)だが、従業員への訓示で絶句したり、カフスボタンを客の髪に引っ掛けたりと、一人前への道はまだまだ遠い様子。店の経営状態も想像以上に悪く、悩みは深い。
ギャルソンの千石武(松本幸四郎)、義兄で前オーナーの範朝(西村雅彦)、そして禄郎の3人による幹部会で、千石が経営改善のための従業員の人員削減を提案した。禄郎は一応反対の姿勢をみせるが、「店が潰れると全員が路頭に迷う」と千石の強い主張にあう。だれに辞めてもらうかを決めるため、従業員一人ひとりの面接をすることになった。
年長者であるプルミエ(食堂支配人)の梶原民夫(小野武彦)から順に始まった面接。バーテンダーの三条政子(鈴木京香)とシェフの磯野しずか(山口智子)以外の人間は、解雇されるのを恐れている。迷いに迷う禄郎。オーナーとしてどんな結論を出すのか・・・。

第4話

「ベル・エキプ」に新オーナーが誕生して一ケ月が過ぎた。店には客が少しずつ入る様になった。何かにつけてギャルソン・千石(松本幸四郎)はシェフ・しずか(山口智子)、メートル・ドテル梶原(小野武彦)、コミ和田(伊藤俊人)らに対し、料理やサービス、マナーなどについて口をはさみ、命令を出す。
そんな状況が続く中、従業員らの不満が爆発した。禄郎(筒井道隆)は「店のことを考えて言っているのだから」と千石の肩を持つが、従業員らは、「千石さんが辞めるか、我々が辞めるかだ」と態度を固くする。
「残念ですが、彼らの協力なしで店をやるしか手はありません」と事もなげに言う千石。分担については千石がシェフ、禄郎と範朝(西村雅彦)がギャルソンを、そしてバーテンダーの政子(鈴木京香)がなんとなく手伝うことになり、4人で店を開けることになった。初めてメニューに奮闘する千石、禄郎もなんとかギャルソン&ソムリエ役をこなそうとする。
トランプに興じながらも成り行きが気になる従業員ら。千石、禄郎は従業員なしで店をまわすことができるのか・・・。

第5話

奇跡を見たければ、その店に行け―― こんな諺があるが、閉店後のある夜の「ベル・エキプ」には、不思議なムードが漂っていた。
梶原(小野武彦)は久々に客が残した高級ワインにありつけ、毎日皿を割る佐々木(杉本隆吾)は、この日は一枚も割っていない。髪が気になりだした範朝(西村雅彦)にとっても、とかしたブラシに一本も抜け毛がついておらず、小さな希望がわいてきた。千石(松本幸四郎)にしても、最後に見回った店内でコインを拾い、弾き飛ばして手を開くと念じた通りの結果。「当たった」と微笑みをもらしたのだ。
そんな何かが起きそうなムードの中、しずか(山口智子)と千石が店の名物となる新メニューを考え始めた。一方、政子(鈴木京香)は範朝への不信から「店を辞める」と言い出す。取りなす禄郎(筒井道隆)だが、政子と範朝の関係を初めて知らされガックリ。
新メニューに対して理想を求める千石。早く切り上げたいしずか。
どんな奇跡が起きて、どんな新メニューが誕生するか・・・。

第6話

新メニュー“オマール海老のびっくりムース”の評判は上々で、「ベル・エキプ」はかつての勢いを取り戻しつつある。
食堂支配人・梶原(小野武彦)の別れた妻・美代子(松本留美)が、息子・藤吉郎(森廉)を連れて来店した。梶原は見栄から、自分は店の総支配人だと美代子に話していた。千石(松本幸四郎)や和田(伊藤俊人)らに頼み込み、梶原は総支配人であるかのように振る舞い始めた。
美代子が来店したのは、再婚することを梶原に伝えるためだった。またまた見栄から梶原は、自分も店のしずか(山口智子)と交際していると話してしまう。しずかに会いたいと言い出す美代子。
範朝(西村雅彦)の勘違いから政子(鈴木京香)が、梶原の恋人役になってしまう。母子の前で挨拶しているところへ不承不承のしずか(山口智子)が登場し、2人は鉢合わせ。藤吉郎は梶原に軽蔑のまなざしをおくる。
そこへ「総支配人を出せ」とヤクザ風の男が怒鳴り込んできた。
梶原は総支配人として役割を果たし、藤吉郎の信頼を回復できるか。そして、この夜の出来事が店員らの心に残したものは・・・。

第7話

「ベル・エキプ」が日仏経済会議後の夕食会会場になった。会議の予定されていたホテルに爆弾を仕掛けたという電話があったため、急きょマスコミに知られていない「ベル・エキプ」が会場に選ばれたのだ。「成功すればこれ以上の宣伝はない」と千石(松本幸四郎)や禄郎(筒井道隆)、範朝(西村雅彦)ほか従業員らは、VIPを迎える準備をすることにした。
ところが、事前の会議は決裂しており、訪れたフランス代表・コンスタンタン(ジェロルド・マルテ)と日本代表・猿渡代議士(村井国夫)は、不機嫌の極みにあった。「今に日本は世界から孤立するでしょう」「日本だけがルール違反をしているように言うが、お宅らだって」と、二人の間に歩み寄る様子は全くない。しずか(山口智子)の作った料理は、手がつけられないまま次々に下げられる。しずかは爆発寸前。
梶原(小野武彦)はマジックで、大庭(白井晃)はジョークで、範朝と禄郎もテーブルに行ってムードを変えようとするがことごとく失敗。「ベル・エキプ」にとって開店以来最大のVIPを、果たして上手くもてなすことができるのか・・・。

第8話

日仏経済会議のために来日し、「ベル・エキプ」で夕食をとった仏代表が、帰国後しずか(山口智子)の料理をパリの有名レストランで絶賛。それがきっかけで、しずかに引き抜き話が持ち上がった。この夜、そのレストランでの面接が予定されている。
千石(松本幸四郎)は「料理人にとって最大の名誉」と引き抜き話を歓迎している様子。単純に驚く禄郎(筒井道隆)。「なんか話がうま過ぎる気がして・・・・・・」と、しずか自身は突然の話にいぶかっている。
話が伝わるのは早い。「しずかに辞められたら店はピンチ」だと言う梶原(小野武彦)にあおられた従業員らは、さまざまなしずか引き止め工作を始める。カラーヒヨコで頭がいっぱいな範朝(西村雅彦)も「うちにいれば、毎週、ただで東京ドームの試合が見られるぞ」と、それなりの引き止め工作を、政子(鈴木京香)もしずかを迎えにきた男を酔いつぶそうとする。しかし、千石の姿は見えない。
しずかは、従業員の仕掛けた作戦を見破り面接に出掛けて行った。しずかの出した結論は?

第9話

ブルーのヒヨコがかえるはずだったのが、生まれて来たのは黄色のヒヨコだった。カラーヒヨコ事業化のため、範朝(西村雅彦)は街の金融業者から借金をしていたが、その上妻の実家からも、こっそり金を持ち出していた。そのため範朝は店の売上金を横領するか、権利書を流用してさらに借金するかの選択に追い込まれていた。
結局、権利書を持って借金に行こうとしたところ、休店にもかかわらず和田(伊藤俊人)の指導による、禄郎(筒井道隆)、しずか(山口智子)、梶原(小野武彦)、政子(鈴木京香)、大庭(白井晃)ら、従業員たちのコーラス練習のため、店に来た。皆の前に出るに出られない範朝。
範朝は一枚だが、CDを出したことのある元プロ歌手。やがておだてられるまま指導をすることになり、その間に上着のポケットにこっそり入れた売上金を政子に見つけられてしまう。千石(松本幸四郎)もやって来て、今度は権利書も見つけられてしまった。義兄をかばう禄郎だが、皆の気持ちはおさまらない。範朝は、これまで通り店にいられるのだろうか。店の運命は・・・。

第10話

「ベル・エキプ」は“一流”までに、今、一歩のところまで来ていた。シェフ・しずか(山口智子)の料理と千石(松本幸四郎)の努力がその要因だが、一方、稲毛(梶原善)は、自分のデザートに自信が持てず悩んでいた。
そんな時、店が雑誌に取り上げられた。しずかの料理が褒められたのに対し、稲毛のデザートには厳しい批評がついていた。
禄郎(筒井道隆)は不満げ。顔写真が大きく載り、機嫌のいい梶原(小野武彦)。厨房にはデザートの部分を巧みに隠した記事のコピーが張り出されたが、稲毛は雑誌を探し出し、その記事を読んでしまう。
落ち込んでワイン蔵に閉じこもる稲毛。禄郎も範朝(西村雅彦)と政子(鈴木京香)の関係修復を知り、落ち込んでワイン蔵へ。
「一流の店になるためには、稲毛のデザートはふさわしくない」と千石。「辞めさせるぐらいなら、一流の店にならなくてもいい」と禄郎。翌朝、千石が店から姿を消した。「ベル・エキプ」は最大の危機を迎えた。

第11話

千石(松本幸四郎)が突然姿を消してから一年が過ぎた。自分たちだけで立派にやっていけることを証明してみせるんだ、と禄郎(筒井道隆)、政子(鈴木京香)と結婚した範朝(西村雅彦)、それにしずか(山口智子)、梶原(小野武彦)、稲毛(梶原善)ら従業員は懸命に努力してきた。
ある夜、禄郎は行方知れずの千石を探し出し、店に招待した。一年ぶりに現れた千石は、梶原の勧める料理を無視し、メニューにはない有名レストランの名物料理ばかりを次々と注文する。悲鳴を上げながらも、千石の“挑戦”を感じたしずかは俄然張り切る。
テーブルを囲んだ千石と禄郎。姿を消した理由を聞こうとしない禄郎に感謝の意を表す千石。二人の会話は淡々と展開する。
しずかの料理に及第点を出す千石。様子を見て緊張する稲毛。皆に励まされる中で稲毛が作ったデザートに千石はどんな評価を下すのか。そして、この夜「ベル・エキプ」に起きた奇跡とは?

出典:FOD

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エンディングテーマ:平井堅「Precious Junk」」

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ドラマ『王様のレストラン』感想コメント

初めてこのドラマを観たときはまだ小学生でしたが、個性的なキャラクターたちの掛け合いがとてもおもしろかったのを覚えています。大人になって見返すとそれぞれのキャラクターが成長していく中で、みんなで愛情を持って一流のレストランを目指していくという絆をますます感じられたドラマでした。そして、このフレンチレストランがどうなったのか続きが気になるドラマでもあります。(30代女性)

毎回美味しそうな料理と、それを美味しそうに食べる竹内結子の笑顔がすごくよかった。ドラマを見終わった後、洋食店の老舗へ行きたくなった。見ていて元気を貰える気がして、主演の竹内結子の演技力があったからだと思います。(40代女性)

脚本家の三谷幸喜さんの作品で名作です。レストランが舞台の内容なんですが、かなりの曲者だらけの登場人物だらけのポンコツレストラン。それが徐々に変化していく模様がすごく観ていて面白くてワクワクしてしまいます。(30代女性)

レストランで起こるドタバタコメディというのが本当に面白い作品でした。今思えば流石、三谷幸喜だなと感じていて観たことがない人も観れば確実にハマってしまうドラマだと自信を持って言えます。出演者の中では山口智子の男勝りの演技がよかったりです。(40代男性)

どの登場人物も性格がわかる描き方をしていて、さすが三谷幸喜と思いました。伝説のギャルソンもすごいし、なんだかんだ言って、レストランの仲間のため、協力し合うスタッフたちが大好きでした。それはまた別のお話という決め台詞もすごく印象に残ってます。(30代女性)

今でもテレビで美食に関するシーンでは、実はこのドラマのBGMが流れています。それほどにこのドラマのインパクトはとても大きかったです。当時はまだ若手俳優・脇役俳優ではありましたが、今では大物俳優のクラスに入る方々が大勢出演されています。西村雅彦、鈴木京香、田口浩正、梶原善、小野武彦さんは特にその部類に入るのではないでしょうか。その方々を見るだけでも一見の価値はあります。そして、密室内で繰り広げられる群像劇という、三谷幸喜のお家芸がいかんなく発揮されています。主人公はいるのですが、毎話かならず主人公以外の登場人物にもスポットがあたり、それぞれのドラマが展開され愛すべきキャラクターへ昇華していくあたりはさすがの一言。アップテンポで笑いと涙にあふれる、見た後には気分が明るくなるような素敵なドラマです。(40代女性)

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