太陽がいっぱい

上村雄一（中村雅俊）は玩具メーカーの営業課長。10年前に他界した妻の保険金には一切手をつけず、慎ましく1人暮らしを送ってきた。
ところが元旦早々、社長の島崎（平泉成）と一緒に谷山会長（中村嘉葎雄）の屋敷を訪れるハメになり・・・

なんと千春（上脇結友）はマリ子（牧瀬里穂）の娘だった。雄一（中村雅俊）は結婚と同時に、父親にもなってしまったのだ。総太郎（中村嘉葎雄）は雄一のマンションを勝手に引き払うと、雄一の荷物を谷山家に運びいれた。谷山家での生活は、雄一が思い描いていた新婚生活とは違っていた。

充（細川茂樹）は島崎社長（平泉成）に業務提携を持ちかけてきた。そして雄一（中村雅俊）を交渉の担当者に指名した。重責に燃える雄一は、千春（上脇結友）の父親としての自覚も出てきた。
そこで、日曜日にマリ子（牧瀬里穂）と千春を遊園地に連れて行くことにしたのだが・・・。

雄一（中村雅俊）は業務提携を成功させるために、充（細川茂樹）を招いてホームパーティを開くことにした。マリ子（牧瀬里穂）は充の前で雄一とのアツアツぶりを演じた。
一方、斉藤（モト冬樹）は温泉の掘削話を総太郎（中村嘉葎雄）に持ちかけてきた。

雄一（中村雅俊）は充（細川茂樹）から、新しいゲームの共同制作の夢を打ち明けられて素直に喜んだ。しかし、雑誌の取材でマリ子（牧瀬里穂）と一緒にのぞんだグラビア撮影では、見栄と嘘で固めた仕事ぶりに我慢しきれなくなり途中で帰ってしまった。

千春（上脇結友）の父親は充（細川茂樹）だとマリ子（牧瀬里穂）から告白されて、雄一（中村雅俊）はショックに打ちのめされた。しかも商談の席上、充のビジネスマンとしての凄味に敗北感を味わった。家族の大切さを実感した雄一は、マリ子と千春を温泉へ連れて行くことに。

千春（上脇結友）の父親は充（細川茂樹）だとマリ子（牧瀬里穂）から告白されて、雄一（中村雅俊）はショックに打ちのめされた。しかも商談の席上、充のビジネスマンとしての凄味に敗北感を味わった。家族の大切さを実感した雄一は、マリ子と千春を温泉へ連れて行くことに。

充（細川茂樹）のもとから千春（上脇結友）を連れ帰った雄一（中村雅俊）は、総太郎（中村嘉葎雄）と聡子（鰐淵晴子）に充が千春の父親であることを打ち明けた。マリ子（牧瀬里穂）は麗子（戸田恵子）と手を切り、家庭を守っていく決意を固めた。
そんな矢先、千春は誕生日に再び充に会いに出かけた。

雄一（中村雅俊）は辞表を提出した。すると充（細川茂樹）は、もし雄一が辞めるならばタニヤマの全社員を解雇すると宣告した。
その一方で、マリ子（牧瀬里穂）と千春（上脇結友）をなんとしても取り戻したい充は、麗子（戸田恵子）を使って卑劣なゆさぶりをかけてきた。

充（細川茂樹）がマリ子（牧瀬里穂）と千春（上脇結友）に会っていたことを知った雄一（中村雅俊）は、充を殴りつけた。それでも深い敗北感をぬぐい去ることができずにいた。千春の体の中に流れているのは、紛れもなく充の血なのだ・・・。