キャンプに行くときには、食材や飲み物を入れて運べるクーラーボックスを用意しておくと便利です。
この記事では、3~4人の初心者ファミリーキャンプにおすすめのクーラーボックスを紹介します。
サイズ、保冷力、利便性など、初心者に適したクーラーボックスの選び方についても解説していきます。
この記事でわかること
・初心者向けのおすすめクーラーボックスがわかる
本記事の内容
ファミリーキャンプのクーラーボックスの選び方
クーラーボックスはラインナップが豊富なので、どれを買えばいいのか迷うかもしれません。
ここでは、3~4人のファミリーキャンプに適したクーラーボックスの選び方を解説します。
クーラーボックスは大きく分けてソフトタイプとハードタイプ
まずはクーラーボックスの種類を検討しましょう。
クーラーボックスは、大きく分けてハードタイプとソフトタイプの二種類があります。
ハードタイプは丈夫なので台や椅子としても使えて、保冷力も高いのが特徴です。
一方、ソフトタイプは台としては使えず、保冷力もハードタイプよりも劣ります。
ただ、使わないときには畳んで小さくできるコンパクトさと軽さが魅力です。
ファミリーであればメインのハードタイプ、サブでソフトタイプを併用すると不足ないでしょう。
コンパクトさ重視ならソフトタイプ
ちょっとしたお出かけや、デイキャンプで荷物が少ないのであれば、コンパクトなソフトタイプが適しています。
保温力はハードタイプに劣ると言いましたが、ペットボトルや缶など飲み物を凍らせて入れることで、ソフトタイプでも保冷時間が延びます。
保冷力の高さ・汎用性重視ならハードタイプ
ボックスタイプのクーラーボックスは、保冷力が高く長時間の保冷ができます。
真空断熱パネルやポリウレタンのように、保冷力の高い素材のクーラーボックスがおすすめです。
発泡スチロールのクーラーボックスは比較的安価ですが、保冷力はやや劣るので注意しましょう。
キャンプの期間や気温に合わせて、適切な保冷力のクーラーボックスを選ぶことが大切です。
キャンプを始めたてで使用するシーンが定まらないのであれば、汎用性の高いハードタイプが良いでしょう。
クーラーボックスの容量の目安ですが、大人の人数×10L~15Lです。
3~4人のファミリーキャンプで1日分の食材や飲料を持っていく場合、30QT~40QT(28L~38L)が適した容量の目安になります。
ただし、キャンプの日数や持っていく食材の量によっても変わるので、余裕を持って選ぶことをおすすめします。
利便性重視ならハードタイプの中でも車輪付き
運びやすさ
クーラーボックスは中身を入れると重くなるので、運びやすさも重要な選択基準です。
車輪付きのクーラーボックスは、平坦な道であれば便利に運べます。
ビールやジュースなど飲み物を多く持っていく場合は、ハードタイプで車輪のついたものが適しています。
駐車場からサイトまで離れていても楽に運べます。
3~4人用の家族なら容量は30L以上が目安ですので、30リットル以上を目安に選ぶと良いです。
30リットルでは保冷力を入れて家族分の食材を入れると、いっぱいになってしまうので、飲み物などをもう少し持ちたいのであれば、それ以上(40~50㍑)の大きさを選ぶか、ソフトタイプの併用も視野に入れましょう。
また、持ち手の握りやすさやショルダーベルトの有無なども確認しておきます。
キャンプ場の環境や移動手段に合わせて、運びやすいクーラーボックスを選びましょう。
保冷力の強さはハードタイプが勝る
保冷力の強さは、圧倒的にハードタイプが勝ります。
ただし使用環境に気を付けなければ、意味がありません。
具体的には、以下のことに気を付けてください。
- あらかじめ冷やしたものを入れる
- 凍らせられるものは凍らせておく
- 直射日光の当たるところに置かなない(タープの下などに置く)
- 地面に直接置かない(簡易的で良いので椅子の上などに置きましょう)
開閉しやすさ
クーラーボックスの蓋の開け方はモデルによって異なります。
開閉しやすいクーラーボックスを選ぶと、キャンプ中の使い勝手が良くなります。
片手で開け閉めできる片手型のクーラーボックスは便利でおすすめです。
また、両開きタイプのクーラーボックスは、どちらからでも開けられるので便利です。
台としての使いやすさ
ファミリーキャンプでは、クーラーボックスを台として使うのも便利です。
特にハードタイプのクーラーボックスは、食材や料理を置く場所として活用できます。
台として使う際には、クーラーボックスの上部に縁があると、置いたものが滑りにくくて落ちにくいので安心です。
また、高さや耐荷重にも注目しましょう。
十分な強度があるクーラーボックスを選ぶことで、快適に使用できます。
【初心者】3~4人のファミリーキャンプにおすすめのクーラーボックス
3~4人のファミリーキャンプでおすすめのクーラーボックスを、ソフトタイプとハードタイプに分けて紹介します。
それぞれのタイプに適したモデルをピックアップしていますので、ぜひ参考にしてください。
ソフトタイプ
ロゴス Loopadd・マルチクールバッグ L・XL
出典:Amazon
ロゴス Loopadd・マルチクールバッグは、コンパクトに折り畳み可能で、ループを自由にカスタマイズできる便利なアイテムです。
ソフトバッグでありながら、簡易テーブルとしても使える丈夫さがあり多目的に活用できる優れものです。
容量はLサイズで20L、XLサイズで40Lとなっています。
飲み物を中心に持っていく場合はLサイズで十分ですが、食材も含めて本格的に持っていくならXLサイズがおすすめです。
また、オリジナルの氷点下パックをセットできるポケットが用意されているため、保冷力にこだわりたい人にも最適なクーラーバッグと言えるでしょう。
サーモス ソフトクーラー 20L ブラック REQ-020 BK
出典:Amazon
水筒の保温力・保冷力で有名なサーモスのソフトタイプの商品です。
本体重量が約0.7㎏と軽量なので、運動会やデイキャンプにも使えます。
500mlペットボトルなら約20本、2Lペットボトルなら6本入れることができます。
ただソフトタイプの宿命か、保冷力の高さが仇なのか結露する場合があります。
逆に言うと結露するほどの保冷力をこのサイズで実現しているのは、特筆すべき点です。
YETI ホッパー M30
出典:Amazon
YETI ホッパー M30は、トートバッグタイプのソフトクーラーバッグです。
開口部が広く、マグネットで簡単に留められる設計になっているため、ペットボトルなどの出し入れがしやすいのが特徴です。
7.2ガロン(約27L)の容量を持ち、3人家族での使用に十分な大きさがあります。
氷を敷き詰めても、缶飲料を26個程度入れられる容量です。
ネイビー、チャーコール、ブラックといったキャンプに合うカラー・デザインの製品がラインアップされています。
また、紫外線や破れに強いドライハイドシェルを素材として使用しているため、丈夫で安心して使える製品となっています。
キャプテンスタッグ クーラーバッグ スクエア
出典:Amazon
キャプテンスタッグ クーラーバッグ スクエアは、リュック型で背負って運べる便利なソフトクーラーバッグです。
容量は30Lあるため、3~4人家族のキャンプに適したサイズとなっています。
約1kgの軽量設計でありながら、丈夫な樹脂で作られているので安心して使用できます。
上部には保冷材を入れられるメッシュポケットがあり、保冷効果を高めやすい設計になっています。
また、両サイドにポケットが付いているので、すぐに取り出したいキャンプ用品も一緒に運べます。
付属品の中敷きを活用すれば、整理しながら必要品をまとめられる点も魅力的です。
DOD バベコロ2
出典:Amazon
DOD バベコロ2は、冷蔵庫をイメージした横開きタイプのソフトクーラーボックスです。
取り外し可能な棚を取り付けられるようになっているため、整理して出し入れがしやすくなっています。
サイドポケットの容量も大きく、キャンプで必要な食器やゴミ袋、防寒具などもまとめて収納できます。
キャリーバッグ型になっているので、持ち運びもラクラクです。
40Lの大容量を誇るため、4人家族のファミリーキャンプでも十分な量の食材や飲み物を入れられる優れた製品と言えるでしょう。
ハードタイプ
コールマン クーラー エクスカーションクーラー/30QT
出典:Amazon
コールマンの28リットルモデル、3人家族で1泊でのキャンプにちょうど良いサイズ感です。
本体重量約2.7㎏で500mLペットボトルが20本、2Lペットボトルが8本とあまり収納力がないと思われるかもしれませんが、保冷力が2日と優れています。
保冷力の基準とは「20℃前後の室温でクーラーボックス内に入れた氷が、溶けきっていない状態で残っている日数」のことです。(JIS規格に“保冷力”に対する基準はありません)
しかし、あくまでも目安なので、連泊の場合には生ものは適時買い出しに行った方が安心安全です
ロゴス アクションクーラー25L
出典:Amazon
ロゴス アクションクーラー25Lは、ファミリーキャンプに適したサイズのハードクーラーボックスです。
断熱材を本体と一体成型することで、高い保冷効果を実現しています。
蓋が取り外し可能なため使い勝手が良いだけでなく、水洗いができ衛生的に使い続けられるように設計されています。
肩掛けベルトと固定ハンドルの両方が付いているため、持ち運びの汎用性も高い製品です。
コールマン エクストリームホイールクーラー28QT
出典:Amazon
コールマン エクストリームホイールクーラー28QTは、保冷力を向上させた高性能モデルで、最大3日間の保冷性能を発揮します。
約26Lの容量を持つため、1泊2日~2泊3日のファミリーキャンプで飲み物を運ぶのに適しています。
キャリーバッグのようにハンドルを引いて運べる、利便性と保冷機能をあわせ持ったクーラーボックスです。
伸和(SHINWA) 日本製 ホリデーランドクーラー48H
出典:Amazon
こちらは釣り具メーカーの商品です。
「え?!アウトドアメーカーじゃないの?」と思われるかもしれませんが、釣った魚を新鮮なまま運ぶことを目的としているので、保冷力は折り紙つきで断熱材の厚さは約30㎜となんと他メーカーの3倍です。
魚釣りで使用することを前提として設計されているので、蓋のバックルがステンレス製になっています。
見た目の派手さはありませんがアウトドアブランドより質実剛健で、ハードな使用に耐えられる作りが自慢です。
積載量は、500mlペットボトルが40本、2Lペットボトルが12本も入ります。
キャスター付きで、持ち手が短辺に1つずつ付いて2人で運べるような工夫もされています。
クーラーボックスの保冷力を上げるコツ
クーラーボックスの保冷力は、使い方次第で大きく変わります。
以下のような工夫を取り入れることで、保冷力を高められるのでぜひ覚えておきましょう。
- 予冷してから使用する
- 保冷剤を入れる
- スタンドで地熱を防ぐ
- 日陰に置く
- クーラーボックスを2つに分ける
クーラーボックスは開け閉めをするたびに冷気が逃げてしまうため、大量の食材や飲料を持っていく場合には、2つのクーラーボックスに分けて使うのがおすすめです。
また、保冷材を使ってクーラーボックスを予冷してから持っていくと、保冷効果が長持ちします。
クーラーボックスが地面の熱で温まらないように、スタンドの上に乗せるのも効果的です。
さらに、直射日光を避けるために日陰に置くことで、クーラーボックスの温度上昇を防げます。
これらの工夫を組み合わせることで、クーラーボックスの保冷力を最大限に引き出し、キャンプでの食材や飲料の鮮度を長く保つことができるでしょう。
まとめ
3~4人のファミリーキャンプでは、28L~38L程度の容量のクーラーボックスがおすすめです。
ニーズに合わせて、小型のクーラーバッグを追加で用意するのもよいでしょう。
クーラーボックスは、単に食材や飲料を保冷するだけでなく、収納スペースや台としても活用できる多機能なキャンプアイテムです。
ファミリーキャンプに出かける際には、最適なクーラーボックスを選んで楽しいアウトドア体験を味わってください。