キャンプの薪割りに役立つおすすめのナタ(鉈)と手斧

キャンプの薪割りに役立つおすすめのナタ(鉈)と手斧

ナタを使った薪割りの方法

キャンプの醍醐味、焚き火。

そのはじめの一歩、薪割りに使う【ナタ】についてお話ししようと思います。

今回はキャンプ場に落ちている枝や倒木ではなく、ホームセンターやキャンプ場で売っている薪の場合です。

最後にはナタよりも太い木に適した【斧】のおすすめもご紹介しています。

最後までご覧ください。

薪割りの手順

まずは、薪割りをするときに薪を立てる場所です。

コンクリートの上ではでは薪が割れたときに、勢い余ってナタがコンクリートに当たると、刃がこぼれてしまいます。

かと言って土の上では、叩いた力でめりこんでしまうので、うまく力が伝わらなくて割ることができません。

ですので、割らずに残っている、なるべく平らな面の多い薪を台にして、その上で薪割り作業をします。

準備ができたらさっそく割ってみましょう。

  • 台に薪を立て、利き手にナタを持ち、上端に当てます。
  • つかみやすい太さの薪を用意して反対の手に持ちます。
  • 持った薪でナタの背を叩きます。するとナタが薪に食い込んでいくので叩き続けると割れます。

この作業を”バトニング”と言います

薪割りの際に気をつけること

手順を守れば難しいことはありませんが、気を抜くと大けがにつながります。準備をしっかりして安全に楽しみましょう。

手袋をはきましょう。

なんでもいいというわけではありません。刃物を叩くという危険を伴う作業なので、ナタと叩く薪が滑らないグリップ力のあるグローブを選びましょう。

レザーグローブが理想ですが、ない場合は黄色い滑り止めのついた軍手を。それもないときは普通の軍手を”叩く方の手”にはきます。

普通の軍手を叩くほうだけはく意味は、薪で強く叩くとトゲが刺さりやすいからです。

それから、ナタを軍手でつかむと滑りやすく、とても危険なためです。

服装の確認。

薪割りに限らず、キャンプでは長袖長ズボンが基本となりますが、薪割りのときも同じです。

薪が勢い良く割れたときに、足や腕にぶつかることがあり、思わぬケガをすることがあります。

靴。薪が割れたときに薪を通り抜けることがあります。そのときサンダルは危険です。スニーカー、できればつま先の堅いブーツなどが良いです。

薪割り用のナタの選び方

サイズ選択は?

サイズは刃渡りが16~20cmほどが一般的で、初心者でも扱いやすいサイズです。

ナタは刃の断面がVの形をした「両刃」と呼ばれるものと、カタカナのレの形をした「片刃」の2種類あります。

両刃は薪割りに使い、片刃は薪の皮むきや枝を落とすのに用いられます・

あまり荷物を多くしたくない方にはコンパクトなサイズのものもあります。

おすすめの薪割りのナタ

それでは実際にどのようなナタを選んだらいいのか、一番売れているものと、一番コスパに優れたものをご紹介します。


鋼典 鋼付ミニ箸付鉈 130mm C-70

全長(cm) 28.5
刃長(cm) 13
刃幅(cm) 6.5


鋼典 鋼付ミニ箸付鉈 130mm C-70 おすすめポイント

薪割りに適した両刃のナタです。

柔らかい鉄に鋼を巻きつけて叩いて伸ばす、鍛造と言う製法で作られていて硬さと刃が欠ける(刃こぼれ)しにくい素材です。

鋼なので切れなくなったら研ぎなおすことで、長く使え、愛着もわいてきます。

先端に硬い地面に刃を打ちつけても、刃こぼれしないようにした突起(ハシ)がついています。

だからと言って乱暴に扱っても良いということはありませんが、安全に配慮した上で、思い切りバトニングをすることができます。

砂利があるところでも、刃がかけるのを気にせずに細めの薪割り、薪をけずったり出来るのが良いですね(^-^)

あまり力を入れ過ぎると砂利が深めのところは刃に砂利があたってしまう可能性がありますが、刃も鋭いので軽い力で太すぎない薪なら気軽に割れますよ!

Amazonレビューより


冒険倶楽部(BOHKEN CLUB) なたとのこ 小 NS-180

全長(cm) 35
刃長(cm) 16.5
刃幅(cm) 記載なし


冒険倶楽部(BOHKEN CLUB) なたとのこ 小 NS-180 おすすめポイント

ナタと、のこぎりがセットになった、お得感のある商品です。

先ほどのナタとちがい、刃こぼれ防止のハシが付いていませんが、地面が土のキャンプ場で使うのであれば、問題ありません。

ハシの無いほうが、むしろ研ぎやすく、好みだという方もいます。

刃幅の表記はありませんが、バトニングも簡単に行うことができます。

ナタの場合はナイフと違い、商品によって極端なばらつきが無いからです。

調理を前提としない、薪を燃やすことに特化した焚き火台の場合は、市販の薪では長すぎて入らないことがあります。

そんな時に、のこぎりがあると、簡単に長さを調整することができます。

ナタでもできますが、叩きつけて削り折るので、体力が必要です。

素人が見様見真似でバトニングに使っていますが、問題なく薪を割ることができています。

ウッドストーブ用の薪を作る際、長さがあるとはみ出てしまうため、薪を短く切りたい場合も、

のこがあるので、ゴリゴリと切ることができます。

なたは薪を縦に割ることは得意ですが、横に切ることは難しいので、なたとのこの両方がセットになっている

これは非常に使いやすい商品だと思います。

値段も安いため、コスパは高いです。

Amazonレビューより

大きな薪を割るのは、手斧の方が優れている

おすすめの手斧

市販の薪の中には、時々ナタでは手に負えない太さの薪が混じっていることがあります。

そんな時は、どうしても斧が必要になります。

それ以外にも、隣のサイトでスパーンと薪を割っているのを見て、やってみたい!と思われた方に、おすすめの斧をご紹介します。

ハスクバーナ 手斧 38㎝ スウェーデン製

全長㎝ 38
刃長cm 8
重さkg

ハスクバーナ 手斧 38㎝ スウェーデン製 おすすめポイント

高品質なスウェーデン鋼から、職人の手で打ち出された(鍛造)され、硬さ、粘りと鋭さをバランスよく作られています。

持ち手には、アメリカ産のヒッコリー材を使用し、絶妙な曲線を描く持ち手は、疲れを少なくしてくれます

また、片手持ちでも使いやすい設計ですが、両手持ちのときもコントロールが容易で、狙った位置に斧を振り下ろすことができます。

高級感のあるレザーカバーが付属します。

保管するときはカバーを着け、安全に気を付けましょう。

カバーで保管することで、ほかの道具とぶつかり傷つけたり、刃がこぼれるのを防ぐことができます。

コロンビアナイフ、モーラナイフでバトニングしてましたが、なかなか割れず、終いにはコロンビアナイフの柄が折れてしまう始末…

使ってみたかったハスクバーナを使うと今までの苦労は何だったのか。

私には箱出しでも十分!

あとは手の指、足の指に気をつけながら使う必要は凄くありそう…

Amazonレビューより


Hewflitハンドアックス

全長㎝ 26
刃長cm 10
重さkg 0.3

Hewflitハンドアックス おすすめポイント

重さが300gと、とても軽量な片手斧です。

軽量なので、重さを利用しての薪割りは、ハスクバーナよりは劣りますが、小型軽量の特性を活かして、ナタに近いオールラウンドな使用感です。

また、付属のケース(シースと言います)はナイロン製で引き裂きに強く、丈夫にできていて、シースにはベルトループが付いているので、腰にぶら下げて携帯することができます。

腰に斧をぶら下げて森を歩く…ワクワクしますね。

刃の根元には10、14、19ミリの六角レンチが付いているので、いざという時に頼りになります。

ステンレス製なので、錆びに強く、切れ味も長持ちします。切れなくなってきたら、1500番くらいの砥石でかるく研いであげると切れ味が回復します(タッチアップと言います)

そのまま使うと多分手が痛くなりそうなので、パラコードで巻き巻きしたら持ちやすくなりました。軽くて持ちやすいので使い勝手が良いと思います。刃も届いた段階でもそこそこ切れます、自分は砥石で軽く研いでみました。刃が薄いので食い込み易く、鉈のようにも切り払えるし、ナイフのようにも使えます、薪などは上から食い込ませ打ち込む様にして使う感じだったら結構いけます。刃は厚めに研いだ方が良さそうです大袈裟じゃないし手を加えて遊べるのが気に入ってます。

Amazonレビューより

まとめ

冬キャンプで暖をとるためにはいくつかの方法がありますが、その中でも最も野趣あふれる薪を燃やすという行為。

冬キャンプでのストーブについては下の記事からどうぞ。

https://katecamp.net/stove/

薪ストーブ、焚き火は、暖をとるなら石油・灯油ストーブ、調理をするならガスバーナーの方が簡単に済ませることができます。

しかし、不便を楽しむのもキャンプの醍醐味です。その不便に少しの楽しみを加えることのできるのが、今回ご紹介した商品です。

シェラカップに入れたビールを雪の上に置いて、バトニングしながらちびりやる。かたわらには雪だるまとマシュマロを焼く子どもと妻。

さあ、あなたも最高のキャンプに出かけませんか。

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