WAITER-U RADIO#14「アルミコンテナとは何か」

はい、みなさんこんにちは。下北沢でキャンプ場のようなカフェを経営しているWAITER-Uのつくいです。今日はですね、うちで販売しているアルミコンテナ、についてお話したいと思います。コンテナと聞くと、船で運んでくるような大きな6フィートコンテナを想像する方もいらっしゃるかもしれませんが、そうではなく、もっと40リットルくらいの小さな箱なんです。

当店で販売している自社商品は大きく3つ。今日ご紹介するカスタムアルミコンテナと、バックパック、そしてキャンプの料理で使う調理グッズや調味料などをきれいに収納するツールバッグです。バックパックとツールバッグは、使い方が想像しやすいと思いますが、カスタムアルミコンテナって何？とよく聞かれるんです。

一言で言うなら、宝箱ですね。子供の頃に思い描いたような宝箱、そんなイメージです。どういうことかと言うと、パコパコっとしっかり閉まる箱の中に、キャンプで使う道具、いわゆるキャンプギアを全部しまっておけるんです。そして、この箱を開けると、ただの収納箱ではなく、テーブルになったり、簡易的なキッチン台になったりするんですよ。キャンプ場で本格的なキッチン台と言うと大げさかもしれませんが、調理をするための台として使えるんです。

ここまで聞くと、これからキャンプを始めたいと思っている方は、ますます「それって何？」となるかもしれませんね。まあ、そういうものなんです。キャンプを始めていくと、どんどん道具にこだわりが出てくるんですよ。最初に買ったLEDランタンがあって、その次にバーナーを買ったり、着火剤を買ったり、バーナーに火をつけるポケットトーチのようなものを買ったり。でも、一度買ったものをずっと使うとは限らないのが、キャンプの面白いところであり、「キャンプ沼」とも呼ばれる所以なんです。

「これがあったら便利そう」「これかっこいい！」と思っても、すでに同じ用途の道具を持っているのに、新しいものを買ってみて、次のキャンプで使うのが楽しみになる。バーナー一つとっても、カセットボンベ（CB缶）直結タイプと、チューブでバーナーヘッドとボンベが離れているタイプがあったりする。その違いだけで、ボンベをどこに収納するかという話になったり、一体型の方が使いやすいのか、分離型の方が便利なのかと考えたり。自分のキャンプスタイルや持っている道具によって、何が便利かは変わってくるんですよね。だから、「こっちの方がいいかな？」「あっちの方がいいかな？」と、どんどん色々なものを買って試したくなる。これがキャンプ沼と言われる所以です。

そうして道具が増えていくと、かなりのこだわりが出てきて、一つ一つの道具を眺めたくなるんです。その時は使わなくても、ナイフ一本取っても、キャンパーの方なら同じようなナイフを2、3本持っているのは珍しくないでしょう。鑑賞用と実用、みたいな感じで。それくらい道具が増える。でも、道具が増えることはネガティブではなく、それがまた楽しかったりする。それを自分なりに記録したりするのも、好きな人は好きなんです（私がそうです）。

そんな風に、お気に入りの道具を眺めながらキャンプができたら最高だな、という思考になるんです。その夢を叶えたのが、カスタムアルミコンテナという商品です。数年前のインスタグラムの投稿でバズったのですが、まさに夢のような箱なんです。自分の好きなものがぎゅっと詰まっていて、それを好きな位置に固定して眺められる。しかも、見た目だけではなく、全てに機能があるんです。「このLEDランタンは、取り出しやすいようにこう取り付けよう」とか、それをさらに部品で改造したりとか。車好きがエンジンをカスタムしたり、マフラーを変えたりするのと同じように、キャンプの世界でそれを実現するのがカスタムアルミコンテナなんです。

一度このコンテナを手に取ると、その楽しさがきっと分かると思います。自分で売っていても、「これ何ですか？」と一言で説明するのは難しいんですが、分かる人には本当に、1時間でも2時間でも3時間でもすぐに時間が過ぎてしまうほど話が盛り上がる、そんな魅力が詰まった存在なんです。カスタムアルミコンテナは、うちの主力商品なのですが、もっとうまく説明できればいいんですけどね。だから、冒頭で申し上げた通り、アルミコンテナって何ですか？と聞かれたら、基本的には宝箱です、というのが一番手っ取り早いかなと。

どちらかと言うと、キャンプを何度か経験して、これからもっと深く楽しみたいという方におすすめの商品かもしれません。ただ、最初からコンテナをポンと買って、一気に道具にこだわるのもまた楽しいと思います。アイデア一つで可能性が無限に広がるのが、キャンプであり、アルミコンテナであり、そういう一生続けられる趣味なんじゃないかなと思います。今日はカスタムアルミコンテナってなんだ？というお話でした。それではまた次回。