日本の素晴らしい遺失物システム!空港でなくしたワイヤレスイヤホンが戻ってきた話

皆さんこんにちは、WAITER-Uのつくいです。今日は、なくした物が戻ってくるという、日本ならではの体験談をお話ししたいと思います。

私は下北沢でキャンプ場のようなカフェを経営しています。キャンプに行ったり、バッグやコンテナなどの商品を海外の工場で製造しているため、定期的に海外出張をしています。

日本の遺失物システムの素晴らしさ

なくした物がちゃんと戻ってくる国は、日本以外にもあるかもしれませんが、これほど確実なのは日本だけと言っても過言ではないでしょう。今回の体験を通じて、改めて日本の遺失物システムの素晴らしさを実感しました。

空港保安検査場での失態

先日、工場がある海外へ出張する際、国際便を利用しました。最近の日本の空港はかなり進歩していて、以前はバックパックからバッテリー内蔵機器(パソコン、iPad、携帯電話など)を一つずつ取り出してトレイに並べる必要がありましたが、今はカバンに入れたままスキャンできるようになっています。

この便利さに慣れてしまい、気が抜けていたのでしょう。カバンをそのまま預けて終わりという流れを頭で思い込んでいました。ところが、ポケットにワイヤレスイヤホンが入ったまま金属探知機を通ろうとして、慌ててトレイにワイヤレスイヤホンだけを置きました。

セキュリティチェックは問題なく通過し、カバンだけを受け取って、そのまま国際便に搭乗してしまったのです。飛行機の中でワイヤレスイヤホンを使おうとしたときに、初めて紛失に気づきました。一番使いたいタイミングで使えず、数時間の何とも言えない時間を過ごすことになりました。

帰国後の捜索活動

海外での用事を済ませて日本に帰国後、約1週間は「家に置き忘れたのでは?」「空港まで乗ったタクシーの中では?」などと考えていました。帰国後の捜索順序は、まず家を探し、次にタクシー会社に電話するという流れでしたが、なかなか見つかりませんでした。

最後に空港を疑い始めました。

羽田空港のチャットボットシステム

羽田空港の忘れ物対応は非常に進んでいて、今はチャットボットで全て対応しています。電話をかけても「チャットでお願いします」と案内されます。

チャットでは、紛失した物の品番やシリアル番号の入力が求められます。幸い、ワイヤレスイヤホンの箱を捨てずに保管していたため、そこに記載されたシリアル番号を確認できました。最近の電化製品には必ずシリアル番号が付いており、ワイヤレスイヤホンの場合は充電ケースの裏などに印字されているそうです。

必要な情報をチャットに入力して送信すると、「警察に届いている可能性があるので、警察にお問い合わせください」という回答が返ってきました。

遺失物届けの仕組み

羽田空港は東京都内にあるため、都内の交番であればどこでも遺失物届けを提出できます。この届け出により、どこかで拾われた物と紛失届けが照合され、見つかった場合に連絡をもらえる仕組みになっています。

結果から言うと、ワイヤレスイヤホンは無事に戻ってきました。冒頭で説明した通り、トレイにワイヤレスイヤホンを置いたまま、カバンだけを取って安心して搭乗してしまったのが原因でした。

キャンプでの紛失あるある

今回この話をしようと思ったのは、キャンプでも似たような小物の紛失がよくあるからです。例えば:

  • オピネルのナイフを食材を切った後にその辺に置いて忘れる
  • フォークやスプーンなどのカトラリーをキャンプ場の洗い場に置き忘れる

こうした「あるある」は多くのキャンパーが経験していると思います。

キャンプ場は自分が住んでいる都道府県以外にあることが多く、紛失に気づくのも帰宅後ということがほとんどです。

キャンプでの紛失対策のコツ

重要なポイントは、キャンプ場がある都道府県で遺失物届けを出すことです。これにより、見つかった場合に確実に連絡をもらえます。

物をなくした際の私の対処順序は通常、身の回りを探す→行った場所に連絡するという流れでしたが、今回の経験から、物をなくしたらまず遺失物届けを出す方が、日本では戻ってくる確率が格段に上がるということを学びました。

おわりに

このチャンネルでは、キャンプに関することや、これからキャンプを始めたい方向けに「そんなにハードルは高くないですよ」というメッセージをお伝えしています。

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