昨日の配信で話せなかった、奥多摩・鳩ノ巣渓谷の話。
皆さん、こんにちは。下北沢でキャンプ場みたいなカフェ「WAITER-U」をやっている津久井です。昨日の配信では、都内から3時間で奥多摩の払沢の滝を見に行くというお話をさせていただきました。冬には凍りつく神秘的な滝をサクッと見てくる、そんな気軽なリフレッシュ方法を提案させてもらったんですが、実は、昨日の配信でどうしてもお話したかった場所が、他にもあったんですよね。
それが、今日お話する奥多摩・鳩ノ巣渓谷なんです。
昨日の配信で紹介した払沢の滝の近く、奥多摩の鳩ノ巣渓谷にある、今は廃墟になってしまっている旅館「一心亭」と、その周辺の「双竜の滝」「水神の滝」なんですが、僕がすごく敬愛しているテルさんTVさんの動画で知った場所なんです。
テルさんTVさんの動画は、一本一本がまるで映画のようで、人間の繊細な感覚と自然、そして過去の記憶や「こうなりたかったけど、こうならなかった自分」みたいな、そんな何とも言えない感情が織り交ざった、じんわりと心に響く美しい映像なんです。
そのテルさんTVさんの動画で、鳩ノ巣渓谷、一心亭、そして双竜の滝、水神の滝を訪れている動画があって、それを見てから、どうしても行ってみたかったんです。普段はYouTubeを見て、そこから実際に行動するってことはほとんどないんですけど、テルさんTVさんの動画だけは、別格でした。どうしても、この目で見て、この場所の空気を感じてみたかった。
一心亭は、2000年頃までは営業していたらしいんですが、今はもう廃墟になっていて、当時の温泉旅館の看板とかがそのまま残っているんです。廃墟って、怖いイメージがあるかもしれないんですけど、僕にとっては、どこか懐かしい場所でした。
小さい頃、まだ祖母が生きていた頃の記憶が蘇ってくるような、そんな気持ちになる場所なんです。日常から完全に切り離された、非日常的な空間。その一言に尽きるような場所でした。
特に印象的だったのは、旅館の敷地内に置かれた、いつも同じ場所にある銃弾で撃ち抜かれたようなドラム缶です。テルさんTVさんの動画の中にも、そのドラム缶が静かに佇んでいる様子が映し出されていました。錆び付いて、穴の空いたドラム缶は、テルさんの動画の中で、まるで時を止めて、ずっと変わらない、そんな象徴のように見えました。
実際に目の当たりにすると、テルさんの動画で見た時よりも、さらに衝撃的で、胸に迫るものがありました。それは、ただの廃墟の風景ではなく、そこにあった人々の暮らしや、時間の流れを感じさせる、なんとも言えない光景でした。
ドラム缶の周りを歩いていると、テルさんの動画の中で映し出されていた、旅館の情景や、テルさん自身の過去の記憶が、自分の記憶と重なり、まるで自分もその場にいたかのような、不思議な感覚に包まれました。
そして、渓谷に点在する「双竜の滝」「水神の滝」。神秘的な滝の音、木々のざわめき、鳥のさえずり。
昨日の配信では、時間の関係で、鳩ノ巣渓谷、一心亭、双竜の滝、水神の滝の話はできなかったんですが、どうしても皆さんに伝えたかったんですよね。
昨日の払沢の滝と、今日の一心亭を含めた鳩ノ巣渓谷。奥多摩には、都心からほんの少し足を伸ばすだけで、日常を忘れさせてくれる、そんな場所がたくさんあるよってことを、皆さんにお伝えしたかったんです。
それでですね、こういう活動に名前をつけたいなと、ひそかに思案しているんです。もし、何か素敵な名前を思いつかれた方がいらっしゃいましたら、ぜひ僕のInstagram、X(旧Twitter)、YouTubeのコメント欄で教えていただけると嬉しいです。皆さんからのアイデア、お待ちしております!
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