今日のプレイリスト#26「Trax Records」

今日のプレイリスト#26「Trax Records」

今日のプレイリスト。26回目の今回は「Trax Records」です。


下北沢で行きつけにしているレコード屋さん「フラッシュ・ディスク・ランチ」で購入しました。


このお店は、私が世田谷に住み始めて間もないころからずっと通っているレコード屋で、お店がある限り有効なポイントカードは、50スタンプ貯まると15,000円以下のレコードを何枚買っても半額というやばいシステムが人気のお店です。


ハウスミュージックの原点、TRAX Recordsの輝かしき伝説

ハウスミュージックの故郷として知られるTRAX Recordsは、そのジャンルにおけるモータウンとも称される、最も価値あるブランドの一つです。現在も独立を保ち、その遺産は世界中の電子音楽のスタイルに大きな影響を与え続けています。

 

TRAX Recordsの誕生とハウスミュージックの興隆

 

Trax Recordsはラリー・シャーマンがシカゴのPrecision Pressingというレコードプラントを購入したことから始まりました。その後、野心に満ちた若者たちが自分たちの音楽をレコードに刻むべく集まってきました。こうして、シカゴでハウスミュージックの青年の爆発が始まりました。

 

TRAX Recordsが最初に契約したアーティストの一人、レイチェル・ケイン(通称スクリーミン・レイチェル)は、ドイツのテレデック(ユニバーサル傘下)と契約し、主要レーベルと契約した最初のハウスアーティストとなりました。彼女のTRAXレーベルへの信念と努力は、「Acid Tracks」 by Phuture、「No Way Back」 by Adonis、「Move Your Body」 by Marshall Jeffersonといったクラシックを世に送り出し、ハウスミュージックの革命を推進しました。

 

ハウスサウンドの拡散

 

スクリーミン・レイチェルは、ラリー・シャーマンと共にハウスサウンドをニューヨーク、そしてヨーロッパへと広める手助けをしました。1987年には、彼女の友人でありメンターでもあるブロンクス出身のDJ/プロデューサー、アフリカ・バンバータと「Fun with Bad Boys」を録音し、ヒップハウスのサウンドを生み出しました。

 

今日、レイチェル・ケインは「ハウスミュージックの女王」として知られ、TRAX LTDのオーナー兼社長を務めています。彼女は、才能ある監督エリック・リヴァスと共に映画やサウンドトラックを制作しており、それらはソニー・オーチャードなどを通じて配信されています。彼女たちの作品はAmazonを含むほとんどのデジタルプラットフォームで観ることができます。

 

ハウスミュージックの現代の影響

 

ハウスミュージックは、主流のポップカルチャーの中で生き続けています。今日の人気アーティスト、カニエ・ウェストやドレイクはTRAX Recordsのシングルをサンプリングすることが増えてきています。MTVもTRAXアーティストのサンプルを全国的なTVコマーシャルで使用しています。世界中のハウスファンから「ハウスミュージックのゴッドファーザー」と呼ばれることに火が付いたDJ/プロデューサーのデヴィッド・ゲッタも、TRAXの「Love Can’t Turn Around」が彼のお気に入りの曲であり、最初のインスピレーションだったと認めています。最近では、ビヨンセやドレイクもハウスミュージックのアルバムを制作しました。

 

WAITER-Uではキャンプのみならず、音楽、本、映画もセレクトしています。

Spotifyでプレイリストも作ってますので、よかったらキャンプに行く車の中ででも聴いてみてください。

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