今日のプレイリスト#38「JANIS IAN (ジャニス・イアン)」

今日のプレイリスト#38「JANIS IAN (ジャニス・イアン)」

今日のプレイリスト。38回目の今回は「JANIS IAN (ジャニス・イアン」です。


下北沢で行きつけにしているレコード屋さん「フラッシュ・ディスク・ランチ」で購入しました。


このお店は、私が世田谷に住み始めて間もないころからずっと通っているレコード屋で、お店がある限り有効なポイントカードは、50スタンプ貯まると15,000円以下のレコードを何枚買っても半額というやばいシステムが人気のお店です。


ジャニス・イアン:時代を映す歌声、愛と葛藤のメロディ

15歳の少女が歌った衝撃的な「ソサエティーズ・チャイルド」から、グラミー賞を受賞した「17才の頃」まで、ジャニス・イアンの音楽は、常に時代と共鳴し、人々の心に深く刻まれてきました。彼女の人生は、光と影、愛と葛藤に彩られ、そのすべてが音楽へと昇華されています。

 

東海岸から生まれた才能

ニュージャージー州の小さな町で生まれたジャニスは、幼い頃から音楽に親しみ、その才能を開花させていきます。10代の頃に発表した「ソサエティーズ・チャイルド」は、人種差別という社会問題を鋭く切り取った楽曲として、世界に衝撃を与えました。しかし、若くして得た名声は、同時に彼女に重圧を与え、一時的に音楽から離れることになります。

再起と新たな輝き

1970年代、ジャニスは再び音楽の世界へと戻り、新たなスタートを切ります。ジャズやクラシックの要素を取り入れた音楽は、より深みを増し、成熟した彼女の感性が光ります。「17才の頃」は、世界中の若者の共感を呼び、大ヒットを記録。グラミー賞受賞という栄誉も手にし、ジャニスは再び時代の寵児となりました。

日本での特別な絆

ジャニスは、日本との特別な絆を育んできました。彼女の楽曲は、数多くのドラマや映画の主題歌に起用され、その優しい歌声は、日本の風景に溶け込み、人々の心に深く響きました。1977年には、ドラマ『岸辺のアルバム』の主題歌「Will You Dance?」が、社会現象を巻き起こすほどのヒットとなり、ジャニスは日本を代表するシンガーソングライターとしての地位を確立しました。

葛藤と再生

しかし、成功の裏側には、2度の離婚、金銭トラブル、病気など、様々な困難が待ち受けていました。それでもジャニスは、音楽への情熱を失うことなく、1993年にはアルバム『ブレイキング・サイレンス~再会』で力強く復活を果たします。

愛と自己受容

2003年、ジャニスは同性愛者であることを公表し、長年のパートナーと結婚。このカミングアウトは、多くの人々に勇気を与え、LGBTQ+コミュニティの象徴的存在となりました。

時代を超えて愛される音楽

ジャニス・イアンの音楽は、時代を超えて愛され続けています。彼女の楽曲は、カバーされたり、サンプリングされたり、新たな形で生まれ変わり、若い世代にもその魅力を伝えています。そして、ジャニス自身も、精力的に音楽活動を続け、世界中のファンに感動を与えています。

ジャニス・イアンの音楽は、人生の喜びと悲しみ、愛と葛藤、そして自己受容を歌い上げます。それは、私たち一人ひとりの心に寄り添い、勇気を与え、そして未来への希望を照らし出す光のような存在です。



WAITER-Uではキャンプのみならず、音楽、本、映画もセレクトしています。

Spotifyでプレイリストも作ってますので、よかったらキャンプに行く車の中ででも聴いてみてください。

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