今日のプレイリスト#45「Sam Taylor (サム・テイラー)」

今日のプレイリスト#45「Sam Taylor (サム・テイラー)」

今日のプレイリスト。45回目の今回は「Sam Taylor (サム・テイラー)」です。


下北沢で行きつけにしているレコード屋さん「フラッシュ・ディスク・ランチ」で購入しました。


このお店は、私が世田谷に住み始めて間もないころからずっと通っているレコード屋で、お店がある限り有効なポイントカードは、50スタンプ貯まると15,000円以下のレコードを何枚買っても半額というやばいシステムが人気のお店です。


サム・テイラー:昭和の夜を彩ったムーディーなテナーサックスの音色

古き良き昭和のキャバレーや大人の社交場を思い出してみてください。煙草の紫煙が漂う薄暗い店内には、ムーディーなテナーサックスの音色が響き渡っておりました。その音色の主こそ、サム・テイラー。日本の夜を彩った、アメリカのジャズ、リズム・アンド・ブルース、そしてブルース界の伝説的なサックス奏者です。

テネシー州レキシントンにご出身のテイラーは、アラバマ州立大学で音楽の才能を磨かれ、その後、スキャットマン・クローザース、クーティー・ウィリアムス、ラッキー・ミリンダー、そしてキャブ・キャロウェイといった名だたるミュージシャンたちと共演なさいました。1950年代のニューヨークでは、引っ張りだこのセッション・サックス奏者としてご活躍され、数々の名曲を生み出されました。

彼が奏でるサックスの音色は、甘く、切なく、そしてどこか哀愁を漂わせます。ビッグ・ジョー・ターナーの「シェイク・ラトル・アンド・ロール」や、クライド・マクファター&ドリフターズの「マネー・ハニー」、そしてコーズの「シュブーム」といったヒット曲のソロパートをお聴きになれば、誰もがその魅力に酔いしれることでしょう。

1960年代には自身のバンド「ブルース・チェイサーズ」を率いられ、1970年代には日本での演奏活動も精力的に行っておられました。サム・テイラーの奏でるテナーサックスの音色は、日本の夜の風景に深く刻まれ、今もなお、多くの音楽ファンを魅了し続けております。

サム・テイラーの音楽は、単なるジャズやブルースを超えた、時代を超えて愛される大人のためのサウンドでございます。彼の奏でるサックスの音色に身を委ねれば、まるで昭和の時代にタイムスリップしたかのような、ノスタルジックな気分に浸ることができるでしょう。

 

WAITER-Uではキャンプのみならず、音楽、本、映画もセレクトしています。

Spotifyでプレイリストも作ってますので、よかったらキャンプに行く車の中ででも聴いてみてください。

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