イタリア風の街の歩き方「パッセジャータ」
イタリアには夕食前の夕方や地域によっては真夜中にお気に入りの服と香水をつけて、街を歩き、バールやカフェに入り知り合いを見つけては会話を愉しむという文化があります。
それを「パッセジャータ」と呼び、イタリア語では散歩という意味を持ちます。
特に用事なく、決まった時間に遠くではなく、地元の人通りが多い道を歩く。
ただ知り合いがいれば世間話をビールやワインを飲みながらする。ただそれだけです。初めてこの文化を聞いたとき、素直に、こんな日常を豊かにする習慣が存在するのか、とただただ感動したのをよく覚えています。
人と待ち合わせをして、時間を決めて、わざわざその日に着ていくために服を買いに行き、地下鉄に乗り、街へ出る。それが世界中で一般的だと思ってました。
お洒落な要素だけを抽出したかのような、イタリアの散歩の習慣「パッセジャータ」
日本にも行きつけの店を地元に持っている方が居ますが、そんな感じでしょうか。そういう方の話って感度が高くて、妙に話し上手な方が多い気がします。
もう大分コロナ前の日常を取り戻して来ましたが、リモートで四六時中働き、食事はUberEatsで、下手したから数日家から出ないような生活をしていたとき、家でも外出するときと同じような服を着て、仕事前は学生の頃から愛用しているシャネルの香水をつける習慣を作っただけで、かなり気持ちが高まったものです。
あなたの生活に「パッセジャータ」はいかがでしょうか。