キャンプの居心地を決めるのはチェア選びにあり!
軽さ、座り心地、デザインの3つのポイントをおさえて、自分にぴったりのチェアを見つけましょう。
この記事では、人気メーカーのおすすめチェア12選もランキング形式で紹介します。
・キャンプにおけるチェアの重要性がわかる
・おすすめのキャンプ用チェアがわかる
キャンプ用チェアはどう選ぶ?
キャンプの快適さを決めると言っても過言ではないチェアは、どんな風に選べばよいでしょうか?
チェアを選ぶ要素は大きく分けて3点あります。
「座り心地」、「持ち運びやすさ」、「デザイン」です。
座り心地
キャンプチェアは、腰の沈み込まない普通のイスの様なタイプと、ヘリノックスに代表されるすっぽり包まれるタイプに分かれます。
腰の手術を経験している私は寝具にしても硬いほうが好みなので、ヘリノックスタイプは敬遠していました。(社長室にあるようなイスが苦手です)
事実ヘリノックス・チェアを手にするまでは、ピンとはったキャンバス地の物を使用していて、快適に過ごしていました。
しかしヘリノックスを手にして使ってみると、敬遠していた”包まれる感覚”が実に心地よく、腰も痛くなる事は無くて、時間を忘れてボーっと過ごしていることに気がつきました。
ただ、ヘリノックスタイプは包まれる分立ち上がる時に、思わず「よいしょっ」と声が出ます。
立ったり座ったりすることが多いのか、リラックスしてのんびり過ごす時間が長いのかで好みの分かれるところです。
立ち座りが多い方は、いわゆるチェアタイプを選択した方が間違いありません。
持ち運びやすさ
持ち運びやすさは、駐車場からキャンプサイトが離れているときに重要になります。
重さも重要ですが、単純に重いから運びにくいということは無く、コンパクトになるか、コンパクトにはならないけれど持ち手が付いているかなどもチェックポイントです。
デザイン
キャンプに行くなら自分好みのテンションの上がる、お気に入りのデザインを選びましょう。
華やかな原色でいくか、インスタ映えするチェック柄もいいですね。
アウトドアテイスト満点のカーキ、ベージュも捨てがたい。
家族の希望を聞いて、みんなで選ぶと楽しいですよ(この場合パパの意見は1番最後になりがちですが仕方ないですね笑)
人気のおすすめチェア
商品名 | メーカー | 特徴 |
---|---|---|
チェアゼロ | ヘリノックス | 軽量 |
グランドチェア | ヘリノックス | ローチェア |
チェアワン | ヘリノックス | 通気性良し |
タクティカルチェア | ヘリノックス | コンパクト&座り心地両立 |
チェアツー | ヘリノックス | 背もたれが高い |
スモールキャンパーズチェア | アディロンダッグ | 持ち運びしやすい |
ローチェア30 | スノーピーク | 展開が楽なローチェア |
FDチェアワイド | スノーピーク | 丈夫 |
CLAMチェア | ホールアース | 綿入りで座り心地がいい |
インフィニティチェア | コールマン | 背もたれでゆったり座れる |
Helinox(ヘリノックス) ヘリノックスグランドチェア
出典:Amazon
ヘリノックスが誇る超軽量・コンパクトなローチェアです。
ヘリノックスチェアの中で最も座面が低く設計されており、より地面に近いポジションでリラックスできます。
多くのヘリノックス製チェアでは、座った際に腰の後ろに重心が偏りがちで、柔らかい地面だと脚が沈み込んでしまう傾向にあります。
しかしグランドチェアは地面との接地面積が広いため、そうした心配がありません。
軽さを重視している分、座り心地はやや劣り、アクティビティ重視のキャンパーには不向きかもしれませんが、お酒を楽しみながらの読書タイムを満喫したい方にはうってつけのチェアといえるでしょう。
老若男女問わず使いやすい製品です。
スノーピーク ローチェア30
出典:Amazon
シンプルに折りたたんで収納できる、使い勝手抜群のローチェアです。
肘掛けには竹集成材が使われており、温もりのある質感で肌に優しくなじみます。
他のチェアと比べて特徴的なのが、脚部の設計です。
おしりの位置ではなく背中側から脚部が出ているため、後ろに体重をかけても倒れにくくなっています。
さらに、地面との接地面が広めに作られているので、砂浜や林間サイトなどの柔らかい地面でも沈み込みにくいのがポイントです。
ローチェアならではの魅力を存分に味わえ、思い切り足を伸ばしてリラックスするのに最適なチェアと言えるでしょう。
ただし、スノーピークの製品は品質の高さゆえに価格も高めです。
家族全員分をそろえるとなると、予算的にはかなりの負担になります。
キャンプで大活躍間違いなしのチェアなので、迷っている方はぜひ検討してみてください。
ロゴス(LOGOS) ストライプ あぐらチェア-
出典:Amazon
こちらは、低価格帯の製品を多数ラインナップしているロゴスのローチェアです。
座面後方が低めに設計されているので、どっかりと腰を下ろしてリラックスできます。
さらに、肘掛けの前端が少し後ろにセットされているため、足を広げやすく、名前の通り「あぐら」スタイルを楽に取ることができます。
ローチェアにしては重量が3.1kgとやや重く感じられるかもしれません。
BBQやピクニック、プール、海水浴など、様々なシチュエーションで使えるのが魅力的なチェアです。
BUNDOK(バンドック) ロー スタイル チェア
出典:Amazon
バンドックのローチェアは、コストパフォーマンスに優れたチェアです。
男女問わずマッチするデザインで肘掛けには竹集成材が使用されており、温もりが感じられます。
キャンバス地を採用した座面と背面は通気性に優れ、夏は涼しく、冬のキャンプでも冷たさを感じにくいのが嬉しいポイント。
この価格帯でコットン生地を使用しているのは魅力的です。
細部の仕上がりは多少荒い部分もありますが、アウトドアでの使用であれば気にならない程度だと思います。
使用感は良好で、グラつきや軋みもなく座り心地も申し分ありません。
KingCamp アウトドアチェア 折りたたみ ハイバック ローチェア
出典:Amazon
背面をしっかりサポートしてくれるKingCampのハイバックローチェアです。
サイドのドリンクホルダーや太ももの位置に設けられたポケットなど、小物の収納が充実しています。
ローチェアは一度座ると中々立ち上がりたくなくなるので、手の届く位置にポケットが付いているのは便利ですね。
一方で、作りの荒さやクッション性の薄さ、そして重量の重さが難点として挙げられます。
しかし、他のハイバックローチェアと比較すると、背もたれの高さが十分にあるのがこの製品の強みです。
身長175cmの人が座っても、頭部をサポートできるだけの高さがあるので、ウトウトしていても頭が後ろに倒れる心配がありません。
座面下のフレームが太ももに当たって痛いのは、この形状の折りたたみチェアに共通する欠点なので仕方のないことでしょう。
全体的には満足度の高い製品で。高身長の人でも、ゆったりとくつろげるのが魅力のチェアです。
Helinox(ヘリノックス) キャンプチェア チェアゼロ
出典:Amazon
「チェアワン」の快適な座り心地はそのままに、さらなる軽量化とコンパクト性を追求したモデルがチェアゼロです。
シート素材には薄手ながら高い耐久性を誇るポリエステル・リップストップが採用されています。
フレームのポールの肉厚を可能な限り薄くするなど、徹底的な軽量化を図った結果、なんとペットボトル1本分にも満たない驚きの超軽量を実現。
付属のスタッフバッグに収納すれば、非常にコンパクトに持ち運べます。
アウトドアシーンでの使い勝手を追求した、ヘリノックスならではの一脚です。
Helinox(ヘリノックス) タクティカルチェア
出典:Amazon
ヘリノックスの大人気モデル「チェアワン」をベースに、ミリタリーテイストを加えたのがこの「タクティカルチェア」です。
基本的な構造はチェアワンと同じですが、細部にこだわりが詰まっています。
背面にはベルクロ(マジックテープ)が付いており、お気に入りのワッペンを貼ったり、夜間の視認性を高める反射材を取り付けたりと、自分だけのカスタマイズが可能です。
また、サイドにはポケットが備わっているので、すぐに取り出したい携帯電話などの小物を収納できます。
ただ、これらの機能を備えていることで、チェアワンよりも約1,500円ほど価格が上がっています。
実際に使ってみた人の感想では、ツーリングキャンプの際に最適な座り心地と収納性の良さが高く評価されています。
快適すぎて、ついつい長居してしまうとか。
ミリタリー好きやこだわりのギアを求めるキャンパーに人気の一脚です。
チェアワンと比較し、予算に合わせて選んでみてはいかがでしょうか。
Helinox(ヘリノックス) チェアツー
出典:Amazon
チェアワンの進化版といえるのがこちらのチェアツーです。
背もたれが長くなったことで、よりリラックスした姿勢で座れます。
チェアワンでは、思い切り後ろにもたれかかると心もとない感覚があったのですが、チェアツーならその心配もありません。
安心して伸びができるでしょう。
さらに嬉しいのが、他のヘリノックスチェアでは足元に付いていた収納ケースが、チェアツーでは後頭部に設置されている点です。
これにより、収納ケースが枕の役割を果たしてくれます。
実際に購入したユーザーからは、「ロースタイルキャンプ用にグラウンドチェアを持っていたが、ゆったりしたい時用に思い切ってチェアツーも購入した」という声もあります。
こまめに持ち運べて座り心地も良く、生地もしっかりしているので、長く使える製品です。
アディロンダック スモールキャンパーズチェア
出典:Amazon
シンプルでオーソドックスなデザインが魅力のアディロンダックのチェアです。
シンプルな見た目からは想像できないほどの座り心地の良さが特徴です。
背面の角度がちょうど良い具合で、思い切り寄りかかっても不安定になりにくい設計になっています。
フレームがしっかりとサポートしてくれるので、安心して体重を預けられます。
さらに肘掛けの角度も、地面と平行ではなく少し斜めで自然と肘を乗せやすい角度になっているので、よりリラックスした姿勢で座ることができるでしょう。
畳むとコンパクトになるので、キャンプだけでなく、子供のスポーツ観戦などにも気軽に持っていけそうです。
アウトドアで気軽に使えるチェアをお探しの方に、ぜひおすすめしたいチェアです。
スノーピーク FDチェアワイド
出典:Amazon
スノーピークの定番として長年愛されているFDチェアワイドです。
映画監督が座っていそうな風格すら感じさせるデザインです。
後ろ側の脚が背面よりも少し出っ張っているので、後ろに体重をかけても転倒しにくくなっています。
しかも脚の端が曲線になっているので、ガクッとならずに自然な動きでサポートしてくれます。
また、汚れが気になる肘掛け部分はベルクロ(マジックテープ)で取り外しが可能で外して洗うことができるので、いつでも清潔に保てます。
座ったり立ったりする際の高さがちょうど良く、一般的な四本足の折りたたみ椅子と比べると、ストレスなく出入りできるといった声もあります。
目を引くデザインながらも、落ち着いた雰囲気があります。
非常にコンパクトに収納できてかさばらずに持ち運べるので、アウトドアシーンで大活躍間違いなしです。
キャンプや野外イベントなど、様々なシーンで長く使えるチェアをお探しの方にぜひおすすめしたい製品です。
ホールアース CLAMチェア
出典:Amazon
アウトドアチェアの中では珍しい、キルティング生地を使用したホールアースのCLAMチェアです。
表地と裏地の間に薄い綿を入れて縫い合わせたキルティング生地は、やわらかな座り心地を実現しています。
長時間座っていてもお尻が痛くなりにくいのが嬉しいポイントです。
また、キルティング素材は汗を吸収してくれるので、ムレによるベタつきも防いでくれます。
ただし、その見た目からは"アウトドア感"がないのが難点かもしれません。
確かにオシャレではあるのですが、まるでお洒落な喫茶店にでも置いてありそうな雰囲気なので、自然の中に溶け込むかというと、少し疑問符がつきます。
しかし、それを補って余りある抜群の座り心地の良さがあります。
快適さを追求したチェアをお探しの方には、ぜひ試していただきたい製品です。
コールマン インフィニティチェア
出典:Amazon
コールマンのリクライニングできるチェアです。
これぞまさに、アウトドアでのリラックスタイムを極める一脚と言えるでしょう。
このインフィニティチェアなら肘掛けのスイッチを押しながら体重をかけるだけで、簡単に背もたれを倒せます。
しかも、レッグレストも同時に展開し、足を伸ばしてゆったりとくつろげるので、リラックス度は満点です。
枕まで付いている至れり尽くせりの設計も魅力的。
ただし、耐荷重100kgの安心設計である反面、重量が9kg弱あるので女性やお子様が運ぶには少し苦労するかもしれません。
快適さを追求したアウトドアチェアをお探しなら、ぜひインフィニティチェアを検討してみてください。
焚き火を楽しみたい方向けの難燃性チェア
キャンプの醍醐味とも言える焚き火ですが、その温かみと雰囲気を存分に味わうなら、火の粉が飛んでも燃えにくい難燃性のチェアを選ぶのがおすすめです。
難燃性チェアの素材には、綿やポリエステルなどに難燃加工を施したものや、アラミド繊維(パラ系アラミド繊維)などの本質的に燃えにくい素材が使われています。
特にパラ系アラミド繊維は、高い耐熱性と優れた難燃性を持ち、焚き火の火の粉程度ではまず燃えることがありません。
また、座面と背もたれにメッシュ素材を使用したチェアもおすすめです。
通気性が良いので、焚き火の熱がこもりにくく、蒸れを防いでくれます。
難燃性チェアは一般的なチェアと比べると少し高価ですが、安全面を考えれば決して高すぎる買い物ではありません。
快適に、そして安心して焚き火を楽しみたいなら、難燃性チェアを選ぶのが賢明です。
デザイン性や座り心地など、自分の好みに合わせて選んでみてはいかがでしょうか。
おすすめの難燃性チェアについては以下の記事で詳しく紹介しています。
https://overdrive-movie.jp/blogs/blog/takibi-chair/
当サイト1番おすすめのローチェアと軽量チェア
ここまでたくさんの個性的なチェアをご紹介してきました。
では1番おすすめのローチェア、軽量チェアはどれなのか、改めてご紹介いたします。
Helinox(ヘリノックス) ヘリノックスグランドチェア
腰をすっぽり覆うヘリノックスチェアで、さらにまったりできるローチェア。
ローチェアはあまり活発に動かないで、ゆっくり過ごすことを目的としています。
アクティビティを楽しみたいという人には不向きかもしれませんが、視線が低いので木陰に置いて遠くの景色に目をやりながら酒を片手に読書など、時間を忘れるシチュエーションのときには最適です。
地面との接地面が大きいので、足が地面に埋まってしまうことを防いでくれます。
やわらかい地面の林間サイトや、海でのキャンプにもストレスなく持ち出すことができるおすすめチェアです。
ヘリノックス(Helinox) チェアワン
ヘリノックスチェアの始まりとなるモデル。
このモデルを機に、一気にこのタイプの商品が世に出ました。それだけ優れた商品なのだということでしょう。
そういう私も持っているのですが、その座り心地はまさに包み込まれるという表現がぴったりで、子供のころに抱っこしてもらっている時の安心感が、きっとこんな感じなんだろうなという感想を持ちました。
ただ、グランドチェアのところでも書きましたが、やわらかい地面だと足がめり込んでしまいます。(痩せた方が座っても同じことでした)
対応策として、使わないアルミコップを後ろ側の脚に被せると接地面が増えてめり込むことを防ぐことができます。
空き缶は穴が開いたり、手を切ったりすることがあるのでおすすめしません。