ファミリーキャンプに行くときには子供の服装で悩みがちです。
夏のキャンプは暑いというイメージがありますが、暑さ対策だけでなく、虫よけや怪我防止なども考慮する必要があります。
この記事では、夏のキャンプで子供におすすめの服装を紹介します。
快適で安全なキャンプを楽しむために、ぜひ参考にしてください。
この記事でわかること
・夏キャンプの子供の服装がわかる
キャンプにおける子供の服装を選ぶポイント
キャンプにおける子供の服装選びでは、いくつか気を付けたいことがあります。
まずは夏のキャンプに限らず、通年で重要なポイントを押さえておきましょう。
気温・湿度に合った服装
キャンプに行く場所によって気温や湿度が違います。
気温や湿度に合わせ、快適に過ごせるように子供の服装を選んであげましょう。
夏でも標高が高いところでキャンプをすると、肌寒くて風邪を引くかもしれません。
標高の高いキャンプ場では寒暖差が激しいので、夏でも寒さ対策が必要になります。
天気予報も見て、キャンプに行く期間が晴れるのか、雨が多いのかによって最適な服装は変わります。
丈夫で破れにくい服装
子供は、キャンプで元気よくはしゃぎ回ります。
岩やとげのある草木に触れることもあるので、破れにくい丈夫な生地の服を選ぶと安心です。
ジーンズなどの綿素材は耐久性があるので、アクティブな活動に適しています。
汚れても大丈夫な服装
キャンプ場では、泥などで服が汚れる可能性があります。
オシャレ着は避け、汚れても気にならない服装を選びましょう。
汚れが落ちやすい化繊素材であれば、帰った後の洗濯が簡単です。
あまりにも汚れてしまった場合のために、サイズアウトしそうな服など捨てても問題ない服を用意するのもよいでしょう。
虫さされ対策になる服装
夏のキャンプ場は、虫が多い場所がほとんどです。
蚊、アブ、ブヨなどのさまざまな虫から身を守るために、長袖・長ズボンを選ぶと安心でしょう。
袖口がゴムになっていると虫が服の中に入り込みにくく、刺される心配が軽減されます。
白色など虫を刺激しない色を選ぶのもおすすめです。
日焼け対策になる服装
日焼け対策についても考慮してあげましょう。
特に標高の高いキャンプ場では、普段よりも強い日差しを浴びます。
長袖・長ズボンを着用することで、日焼けのリスクを減らせます。
動きやすい服装
子供がキャンプを満喫できるよう、動きやすい服装を選びましょう。
活動的な子供には、日焼け止めを塗って昼間は半袖・半ズボンで遊ばせるのもアイデアのひとつです。
虫さされと日焼け対策とのバランスを考えておきましょう。
機能性があって快適に過ごせる服装
夏のキャンプでは、昼間は暑くて汗をかきやすくなります。
特に活発な子供ほど大量の汗をかくので、機能性のある服を選んで着せてあげましょう。
吸汗速乾性に優れたシャツやズボンを着用させることで、汗をかいても快適に過ごせます。
また、あせもなどのトラブルを防ぐ効果も期待できます。
色がはっきりしていてよく目立つ服装
小さな子供の場合、ふと目を離した隙にどこに行ってしまったかわからなくなることがあります。
赤や黄色など、自然の中でも目立つ色の服を選ぶと子供の位置を把握しやすくなります。
一方、緑や青、黒などの色は自然と一体化してしまい見つけにくくなる可能性があります。
子供の安全を確保するためにも、色がはっきりとしていて自然に溶け込まない服装を優先的に選ぶことをおすすめします。
キャンプの時間帯に合わせたおすすめの服装
夏のキャンプでは、時間帯ごとに子供の服装を変えてあげるとよいでしょう。
ここでは日中、夜、就寝時の3つのシーンに分けて、それぞれの時間帯に適した服装を紹介します。
日中の服装
日中は気温に合わせて、速乾性に優れたTシャツとズボンを組み合わせましょう。
登山やキャンプ用のメーカーが販売するTシャツは、速乾性と通気性が高いのでおすすめです。
芝生が広がるキャンプ場であれば短パンでも問題ありませんが、草や岩、虫などが多い環境では長ズボンが適しています。
また、昼間にトレッキングをする予定がある場合は、道の状況に応じて長ズボンに着替えさせるなどの配慮も必要です。
夜の服装
夏でも夜になると気温が下がるため、長袖・長ズボンに着替えさせるとよいでしょう。
夜は蚊やブヨなどの虫に刺されるリスクも高まります。
ウインドブレーカーを重ね着させるのも効果的な方法です。
子供が眠くなってくると寒さを感じやすくなるので、すぐに羽織れる上着を用意しておくことをおすすめします。
就寝時の服装
就寝時には冷え込む可能性があるため、長袖・長ズボンのパジャマで防寒対策をしましょう。
特に標高の高い場所や北海道などの北部では、夏でも気温が大きく下がることがあります。
日中との寒暖差の影響で、実際の気温以上に寒さを感じることもあるので注意が必要です。
インナーを用意し、寒い夜のために暖かさを保てるようにしておきましょう。
子供のキャンプの服装で押さえておきたい注意点
夏キャンプの子供の服装は、親が十分に考えて用意しなければなりません。
ここでは、子供が服装で困ることがないよう押さえておくべき注意点を紹介します。
防寒具・雨具を用意する
夏キャンプは暑いというイメージから、防寒対策を怠ってしまうのはキャンプ初心者によくある失敗です。
ウインドブレーカーや厚手のフリースなどの防寒具は、必ず用意しておきましょう。
また、キャンプ先によっては夕方になると天候が不安定になり、夕立に見舞われる可能性があるので、雨具も忘れずに用意しておきます。
厚手のレインウェアは防寒具としても活用できるため、寒さ対策にも役立ちます。
標高に気を付ける
過去に子供と夏キャンプに行った経験があっても、標高が異なる場所では気温の予測を誤ることがあります。
夏は避暑地の高原でのキャンプが人気ですが、標高が高いと気温が下がるという一般的な知識があっても具体的にどの程度下がるのかをイメージできず、服装選びに失敗するケースがあります。
通常、標高が100m上がるごとに気温は約0.6℃低下します。
つまり、標高差が1,000mあると気温は約6℃下がるため、体感温度に大きな違いが生じます。
標高の高いキャンプ場に行く際は、近隣の市区町村の天気予報を参考にするだけでは不十分な場合があるので注意してください。
キャンプ場の標高を確認し、予想される気温を見積もった上での服装選びをしてあげましょう。
着替えを用意する
子供を連れてキャンプに行く際は、十分な量の着替えを用意することが大切です。
子供は汗をかいてびっしょりになったり、遊んでいるうちに泥だらけになったりするものです。
また、バーベキューの最中に火の粉が服に穴を開けてしまうこともあり得ます。
このようなトラブルが起こる可能性を考慮し、予備の着替えを十分に用意しておきましょう。
汚れた服を持ち帰るときに役立つビニール袋やジップ袋を用意しておけば便利です。
まとめ
キャンプの子供の服装を選ぶ際は、目的地の気候に合わせることが重要です。
夏キャンプでは、夜になると気温が下がり、冷え込むこともあります。
想定したよりも気温が下がったときのために、長袖・長ズボンがあれば安心です。
夏のキャンプでは子供の服装選びに注意を払い、自然の中で思い切り遊べるよう、適切な服装で子供をサポートしましょう。