1964年発売のフィルムカメラ
現在はiPhoneを初めとする多くのスマホのカメラの機能が物凄く上がってきたので、写真や動画の撮影にカメラを使う人は、プロや趣味で使う方以外、なかなかいないのではないでしょうか。
今、カメラを持っている。というと一眼レフか、ミラーレスを「わざわざ」持っているということになるでしょう。
でも、ちょっと前までは、カメラを持ち歩いていないと「写真」という記録を残すことは不可能でした。また、撮った写真をその場で確認することも不可能でした。
自分でシャッタースピードやピントの絞り方を習得して、ちゃんと撮れたかどうか不安になりながら、現像をして、やっと出来た「写真」を確認していたので、写真がアートであるという扱いになるのも納得です。
フィルムカメラの中でも、Pentax SPは、Pentaxカメラシリーズの特別モデルです。このカメラは1960年代初頭に導入され、当時の中で最も人気が高く、高く評価された一台です。その後10年以上もにわたって生産され続けたモデルになります。
このカメラの主な特徴には、M42スクリューマウント、TTL測光、Asahi Opt. Co.ブランド、機械式シャッター、中央重点測光、Asahi Super-Takumarレンズ、内蔵セルフタイマーが含まれます。
PSシリーズは頑丈な製造品質と信頼性で知られており、35mmフィルム写真の歴史において重要な役割を果たし、多くの写真家に愛されました。
RICOHの公式サイトからPDFのダウンロードが可能。
さらにそれをプリントアウトしてファイリングすると雰囲気が出て良い。
PENTAX SPの当時の取扱説明書を現RICHOの公式サイトからなんとPDFでダウンロードすることができます。
ただ、PDFを眺めているだけでも十分にテンションが上がるのですが、せっかくなのでA4 両面白黒でプリントアウトして、それをバインダーに挟んで冊子にして見ると、むちゃくちゃ雰囲気が出て最高です。
昔の説明書は1つのコンテンツだったのかもしれない
当時の説明書に使われているカメラ本体のイラストのタッチが、現在のように無機質なCADとはまた違った味があって、時代を感じます。
露出補正やピントの絞り方とか、今だったら自分で勉強してくださいよ、って内容も説明書に書いてくれているあたりが、当時の人たちは本当に楽しくこの商品を作っていたんだろうなって感じます。