タープにはいろいろな種類がありますが、今回はヘキサタープに注目しておすすめモデルを紹介します。

ヘキサタープは小川張りやムササビ張りなど張り方のバリエーションが多いのもポイントです。

少人数からファミリーまで使い勝手のいい、あるとキャンプに便利なヘキサタープをご紹介します。

いろんな張り方が楽しめるんですって

ムササビ張りやってみたい!

この記事を読むと
・ヘキサタープのおすすめモデル
・ヘキサタープを使った張り方
・ヘキサタープ下での焚き火の可否
がわかるよ

ヘキサタープの特徴

ヘキサタープの特徴はその形状です。

ヘキサとは英語の六角形(ヘキサゴン)の意味。

最近のモデルはサイドの形状が曲線になっていますが以前は直線で、まさにヘキサゴンだったようです。

設営の仕方は2本のポールを頂点として、8本のロープで固定するのが基本形になります。

そのほか後述の小川張り、ムササビ張りなど多彩なアレンジが可能なのも特徴です。

ヘキサタープ を選ぶメリット

ヘキサタープの主な特徴は

  • 解放感
  • 多彩な張り方
  • 収納サイズ

の3点になります。

くわしく見ていきましょう

抜群の解放感

ヘキサタープのメリットはなんと言っても解放感です。

スクリーンタープのプライベート感もいいですが、タープを抜けるすがすがしい風を感じるのはとても気持ちのいい物です。

多彩な張り方ができる

状況に合わせた張り方にアレンジできるのも特徴です。(アレンジ方法は後述)

小川張りが有名ですが、日差しや使用人数に合わせて最適な張り方を見つけるのも楽しいですよ。

軽量コンパクトな収納サイズ

使用人数に対して収納サイズが小さいのも特徴です。

ヘキサタープは幕とポール、ペグにロープだけなのでスクリーンタープと比較して収納サイズは軽量コンパクトになります。

荷室のスペースを多く確保できない場合には大きなメリットです。

ヘキサタープ の張り方

私がキャンプを始めて一番苦戦したのがタープの設営です。

詳しく説明している所がなく様々な情報を寄せ集め試行錯誤の末、今の設営方法にたどり着きました。

今では1人でも設営できます。

手順さえ分かってしまえば簡単ですので、ぜひ挑戦してみてください。

タープを張る手順(2人での設営)

  1. 幕の下面を内側に半分に折って設営したい場所に置く
  2. ポールの片方を差して持ち上げる
    差す順番は上からロープ、幕、ポールです。幕を上にしないように
  3. 1人がポールを支え1人がロープを地面に固定(ペグダウン)します
  4. 1人はポールを支えたままもう1人が次のポールを支持する
  5. 3と人が入れ替わる形で同じ作業

コツとしてロープを1本ずつ張らないで、少しずつ張ること。

様子を伺うように少しずつ張りましょう。

仮固定したらポールの下側を内外に少し入れると、ロープをピンと張らなくても自立します。

幕は対角線にロープを引っ張るときれいに張れます。

私はキャンプ場できれいに張れたタープを見るとこの人上級者だなと思ってしまいます。

きれいに張って出来るキャンパーを目指しましょう!

ヘキサタープ の応用(アレンジ編)

小川張り

タープアレンジと言えば小川張りという方も多いのではないでしょうか?

小川張りの特徴はテントとの一体感を保ちながらタープを最大限広く使える点です。

設営にキャンパルジャパンから発売されているシステムテープを使う、風の影響を受けやすい点が気になりますが、いかにも上級者な雰囲気があります。

ムササビ張り

ムササビ張りはポールを1本だけ使い、片方は地面に直接固定する方法。

1~2人用のタープでやることが多いです。

ファミリーキャンプではあまり機会はありませんが、上手く日陰をつくればお昼寝するのにちょうどいい

いかにも野営といった見た目です。

カンガルースタイル

カンガルースタイルはタープの中にテントを張ります。

こうすることでテントを雨から守ることができ、雨に打たれても片づけが楽になります。

また日差しを防ぎテント内が蒸し風呂になるのを抑制するのと共に、温かくする効果もあります。

タープの中が狭くなってしまうのが気になる点ではあります。

小川張りの方法

では小川張りの張り方を順を追って見ていきましょう。

設営場所を決める

小川張りをするときはいつもより広く設営場所を確保します。

理由はタープの外にテントを設営するので、広さが2倍必要になるかるからです。

また、風に弱いので風向きにも注意しましょう。

風上にテントの後ろ側を向け、反対方向にタープを設置します

先にテントを立てる

先にテントを立てておきます。

テントはあとから移動できるようにペグダウンしないでください。

風のあるときは軽くペグを差して対処します。

セッティングテープを使いタープを張る

小川張りはポールの片方がテントのうしろに位置するので、幕からテントの上を通りポールに連結するロープが必要になります。

そのときに使うのがセッティングテープです。

うしろ側のポールを低くすると傾斜が付きかっこいいです。

最後にテントの位置を調整して完成です。

ヘキサタープの下で焚き火はできる?

タープの下での焚き火は、ポリコットンという素材なら可能です。

可能ですが、大きく火を上げ直接触れるような燃やし方はできません。

ポリコットンは火の粉が付いたときに小さな穴で済むだけだからです。

ナイロンなどの化繊のタープの下で焚き火は絶対にやめましょう

簡単に燃え広がり大けがに繋がります。

ヘキサタープ を選ぶ際に気を付けること

場所の確保

ヘキサタープを張るときは広めの場所を確保しましょう。

張り綱を含めた設営場所を意外と使うからです。

約0.2㎡の幕の面積で張り綱を張った状態の設営面積は、8㎡になります。

区画サイトの場合は、テントの位置など状況に合わせた配置にしましょう

視認性の高いロープを使う

張り綱には視認性の高いロープを使いましょう。

走り回るお子さんだけでなく夜トイレに行くときや、お酒を呑んだときも気をつけなければいけません。

自分が転倒するだけでなく、ほかの人がつまずいてケガやトラブルにならないためにも、視認性の高いロープを使うのは有効です。

赤や黄色などの派手な色、夜間でも見えやすい反射材付きのロープがあります。

おすすめのヘキサタープ比較

soomloom ヘキサタープ

  • 仕様サイズ:奥行440㎝×横440㎝×高さ240㎝(ポール別売り)
  • 収納サイズ:42㎝×Φ15㎝
  • 重さ:約2.8㎏
  • 素材:ポリエステル
  • 耐水圧:3000㎜
  • ポール別売り

4~6人用でのファミリーキャンプなら十分な大きさ。

荷物をゆったり置けます。

特別な機能はありませんが、安定した色とデザインで長く使える商品です。

コールマン ヘキサタープMDX+

  • 仕様サイズ:奥行460㎝×横435㎝×高さ230㎝
  • 収納サイズ:72㎝×Φ18㎝
  • 重さ:約8.2㎏
  • 素材:ポリエステルタフタ(ダークルーム(TM)テクノロジー)
  • 耐水圧:3000㎜
  • ポール付属

独自のダークルームテクノロジーで光を90%以上カットし、夏の暑い時期に涼しく過ごせます。

重さが8.2㎏あるので、運ぶときはお父さんが力持ちなところを見せてあげてくださいね。

ポールを片側に2本クロスして使いうので設営時に安定し、風に強い仕様になっています。

スノーピーク ヘキサタープ

  • 仕様サイズ:奥行1220㎝×横780㎝×高さ280㎝,240㎝
  • 収納サイズ:80㎝×17㎝×22㎝
  • 重さ:約7.5㎏
  • 素材:ポリエステルタフタ
  • 耐水圧:1800㎜
  • ポール付属

お値段が気になってしまうスノーピークですが、長くキャンプを楽しもうと考えているならコスパは悪くありません。

コネクションテープが付属されているので簡単にテントと連結でき、雨に濡れずにテントに出入りできます。

ただの六角形ではないのもおしゃれ。

フィールドア ヘキサタープ

  • 仕様サイズ:奥行530㎝×横570㎝×高さ240㎝
  • 収納サイズ:75㎝×15㎝×15㎝
  • 重さ:約6㎏
  • 素材:ポリエステル
  • 耐水圧:1500㎜
  • ※Lサイズ スチールポールモデル
  • ポール付属

大人4人と小さめのテーブル、または大人2人と小さなお子さん1人にテーブルがちょうどいいサイズ感です。

別売りのポールを使えば好みに合わせたアレンジができるので、状況に合わせて設営しましょう。

付属のペグが長めの25㎝で、スチール製なのもうれしいポイントです。

ロゴス ソーラーブロック ヘキサタープ

  • 仕様サイズ:奥行430㎝×横440㎝×高さ200㎝
  • 収納サイズ:62㎝×14㎝×14㎝
  • 重さ:約4.3㎏
  • 素材:難燃性ポリタフタ(裏面:ソーラーブロックコーティング)
  • 耐水圧:1600㎜
  • ポール付属

使用サイズが小さく感じるかもしれませんが、お子さんとパパママの4人家族でちょうどいいサイズ感です。

使用サイズが小さめなので収納サイズ、重さともに軽量コンパクトになっています。

着替えが多くなりがちなファミリーキャンプでは、収納サイズが小さいのは高ポイントです。

ファイアプレイス tc ヘキサタープ

  • 仕様サイズ:奥行420㎝×横410㎝×高さ240㎝(ポール別売り)
  • 収納サイズ:36㎝×Φ16㎝
  • 重さ:約3.8㎏
  • 素材:ポリコットン(コットン35%、ポリエステル65%)
  • 耐水圧:350㎜
  • ポールの付属は選択できます

TC(ポリコットン)とはコットン35%、ポリエステル65%で構成された生地のことです。

直接火を点けるのはダメですが、火の粉なら小さな穴が開くだけで済みます。

タープの下で焚き火なんて素敵ですね。

キャプテンスタッグ ヘキサタープ

  • 仕様サイズ:奥行420㎝×横400㎝×高さ220㎝(ポール別売り)
  • 収納サイズ:記載なし
  • 重さ:約3㎏
  • 素材:ポリエステル
  • 耐水圧:記載なし
  • ポール付属

オーソドックスなヘキサタープです。

その分飽きが来ることが少なく長く使えます。

キャプテンスタッグならではの良心的な価格も初心者にはうれしい。

コールマン ウェザーマスター ヘキサタープ

  • 仕様サイズ:奥行470㎝×横420㎝×高さ240㎝
  • 収納サイズ:75×Φ20
  • 重さ:約2㎏
  • 素材:ポリエステル
  • 耐水圧:3000mm
  • ポール付属

コールマンと言えばクリーム色とグリーンのツートンカラーですが、こちらはブラウン。

人とは違うアイテムが欲しい、でもコールマンも好きという方は要チェックです。

ほかのコールマンのタープとは違いクロスポールではありませんが、公式サイトに張り方の動画があるので予習しておきましょう。

動画リンク https://ec.coleman.co.jp/item/170T15750J.html

ビジョンピークス ヘキサタープ

  • 仕様サイズ:奥行460㎝×横435㎝×記載なし
  • 収納サイズ:80×Φ35
  • 重さ:約3.7㎏
  • 素材:ポリコットン
  • 耐水圧:記載なし
  • ポール別売り

色がベージュなので、好みに関係なく長く使える商品。

形はシェイプされおしゃれです。

火の粉に強いポリコットンでタープの近くで焚き火ができます。

でも防炎加工ではないのでタープの下での焚き火は危険です。

防水コーティングされていないけど雨は大丈夫かと思われるかもしれませんが、ポリコットンは水を含むと繊維が膨らみ隙間が無くなります。

くわえて傘の耐水圧が400㎜程度なので、350㎜あれば必要十分です。

まとめ

キャンプを始めてすぐのときは必要性の感じないタープですが、1度使うとその快適さに手放せなくなるアイテムです。

日差しの強い日、雨の日などは特にそう感じます。

中でもヘキサタープは張り方にバリエーションがあるので、人数やスタイルに合わせて変えることができます。

今回ご紹介したタープはどれもキャンプを快適にするものばかりです。

次のキャンプにいかがですか?

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