マットはなぜ必要?
寝袋がお布団としたら、マットは、文字通りマットレスの役割を果たします。
テントの中とはいえ、布一枚下は地面なので、就寝時に硬さや冷たさが応えます。
いくら平らな場所を選び、小枝や石をどかしたつもりでも、いざ寝ようとすると小さなデコボコが気になります。
春秋の地面の冷たさだけでなく、夏の砂浜の暑さも緩和することができます。
マットの種類
マットの種類は大きく分けて3種類。
価格 寝心地 コンパクト性
フォーム材 ◎ △ △
エアー 〇 〇 ◎
インフレータブル △ ◎ 〇
一番安価なフォーム材、収納がコンパクトになるエアー注入型、寝心地を求めるなら、空気を入れることで、エアーマットのような寝心地得て、フォーム材の、腰のある寝心地を両立させた、インフレータブル式。
それぞれ一長一短があり、予算や実際に触ってみて決めるのが良いでしょう。
おすすめのマット比較
コスパで選ぶならこれ
ワイズ ワイズ(WAISE) アルミレジャーマット ロール M
私がキャンプを始めた時にはこのような商品しかありませんでした。
バックパッカーもライダーさんもみんなバッグにこれを括り付けていました。
といいますか、今でも現役で使用しています。
構造がこれ以上なくシンプルで壊れる要素が少ないので、これからも頑張ってもらいます。
BUNDOK(バンドック) アルミ ロール マット サイズ M/L/LL 厚さ8mm シート
ネット通販を中心にコスパの良い商品を展開しているBUNDOKのものです。
銀の面を体側にして眠ると体温を反射して温かくなります。
年に2~3泊、夏場のみの使用でしたら十分です
BUNDOK(バンドック) フォールディング マット 60×180cm ブルー BD-513B 10mm厚
前2品は丸めて収納するのに対し、こちらはパタパタと折りたたみます。
これが意外と便利で、使用するときに広がらない、片づけるときに、うまく丸まらないといったストレスから解放してくれます。
表面に突起があり、点で体を支えるので、直に寝ても汗でべたつくことが少ないです。
寝心地で選ぶならこれ
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) キャンプ用 エアーマット インフレーティング
寝心地に優れたインフレータブル式の商品です。
バルブを開けると自動的に空気が入り、最後に息を吹き込みます。
ウレタン製に加えて空気の層があるので温かいです。
コールマン(Coleman) エアーマット キャンパーインフレーターマットハイピーク
厚さ最大10㎝の極厚マットです。まさにベッド。
空気の取り入れ口に逆止弁が付いているので展開も収納もスムーズに行えます。
また、収納袋をポンプとして使えるので、あっという間にふくらみます。
山善 YAMAZEN キャンパーズコレクション ピロー付きインフレータブルマット(厚さ5cm) ダブル
2人並んで寝られて、枕も付いている。カップル、親子で使用するのにピッタリです。
表面の生地はスウェード調で肌ざわりが良く、そのまま横になるのも気持ちがいいです。
キャンプだけでなく、居間でちょっとうたた寝の時にも使用したくなる商品。
コンパクトさで選ぶならこれ
エアーマット キャンプ用エアーマット Lukasu
空気で膨らませるこちらの商品。
口で息を吹き込むのではなく、枕元にポンプが付いていて、手や足で入れます。
収納時はとてもコンパクトになり、荷物を少なくしたい時にうってつけです。
エアマット キャンプ エアーマット 【足踏み式・2020最新進化版】 KINGOODS
重さ0.55㎏というとても軽量なこちらの商品、重さにシビアになる徒歩での移動に優利です。
側面にボタンが付いているので、同商品を連結させることができるのでファミリーでの使用も可能です。
エア-マット エアマット キャンプマット DTOETKD【 2020年最新 足踏み式 幅広厚手】
横幅が実寸約62㎝と、エアーマットの中では広いこちらの商品。
体格の良い方でも安心して使用可能。
膨らませる時間は1~2分と想像よりも楽に展開することができます。
枕も付いていて、アウトドアという慣れない環境でも安眠できます。
エアーマット 【2020最新版スポンジ枕付き 中凹デザイン】
枕部に低反発クッションを入れた商品で、自宅で眠るような感覚で休むことができます。
荷物を少なくするためいつも諦めていた枕を、高い水準で解決してくれます。
もちろんエアー式なので、収納時もコンパクトです。
キャンプマットの代用品
初めてのキャンプでまだ道具が揃っていない時には、自宅で使っているお布団をそのまま持ち込むという手もあります。
これだと環境が変わっても比較的眠りやすいです。
また、今ではあまり見かけなくなりましたが、自宅のお風呂に敷いていたスポンジのマットを敷くというのも良いです。
断熱性はもちろんのこと、厚さもアウトドア用のフォーム材のマットよりもあるので、地面のゴツゴツが気になりません。
冬のキャンプマット
冬に使用するのであれば、私はインフレータブル式を選択します。
エアー式は空気の層が冷えてしまうとどうしようもなくなる、フォーム材は厚さが心もとない。
そこで、使用直後の冷たさをウレタン製でカバーし、温まってきたところでエアー式の保温性に期待できるという、両方のいいところを併せ持つインフレータブル式がベストチョイスと考えます。
少し値が張るというのがネックではありますが…
また、断熱性の基準値を表す時に【R値】というものがあり、この数値が高いほど断熱性に優れています。
先ほど紹介したフォーム材の物で、0.25~0.5ほど。
積雪地で、0℃を下回るのであれば、4、無積雪の冬であれば3~4ほどとなります。