冬キャンプツーリングの魅力
バイクツーリングと言えば夏。
多くの方々はそう思われているでしょうが、実は冬のツーリングもとてもいいです。
夏の入道雲に向かって走るのもいいですが、遠くに雪山を見ながら走り、立ち寄るコンビニで温かい缶コーヒーをというのは、冬ならでのものです。
キャンプも、夏のイメージがありますが、夏にくらべて人も虫も少ない冬は、実はキャンプに持って来いの季節でもあります。
焚き火も調理だけではなく、より暖かさが感じられますし、星空も空気が澄んでいるぶん、夏よりもきれいに見えます
寒さ対策をしっかりすれば、寒さが苦手な方でもきっと楽しい思い出が作れます。
冬のツーリングキャンプの魅力がまだイメージできない人は、以下の動画をご覧ください。
凍結を避け、暖かいキャンプ場を選ぶ
車だとスタッドレスタイヤを履くことで、凍結路面にも対応できますが、バイクだとそうもいきません。
スリップ即転倒につながるバイクは、慎重な運転を心がけなければいけません。
また、濡れているだけにいえる状態でも、薄い氷が張っている”ブラックアイスバーン”というものもあります。
一瞬の気の緩みが、楽しいイベントを悲しい1日にしてしまうこともあります。運転はくれぐれも慎重に。
そのような事故のリスクを少しでも減らすために、山間部や日の出前、日の入り後の走行を避けることで、凍結路面を回避できる確率が高くなります。
冬キャンプや冬のツーリングに慣れないうちは、キャンプをする地域も、なるべく暖かい土地がいいでしょう。
むりに寒いところへ行ってがまん比べをする必要はありません。暖かい土地へ行きましょう。温泉があれば、なおよし。
関東であれば、房総半島や、浜松などがおすすめです。
ツーリングルートの事前調査も大事
さきほども書きましたが、冬のツーリングで怖いのは凍結路面です。
事前に道路状況を調べることは、とても大切なことです。
ウェブサイトで周辺の情報を検討するのもいいですが、私は地形の高低差を線で表している(等高線と言います)地図で把握し、ツーリングルートがあまり標高の高いところを通らないように決めえることをおすすめします。
バイクツーリングでしたら、ツーリングマップルがおすすめです。
ツーリングマップルは等高線はもちろん、どこを走っていいかわからないビギナーでも大丈夫な、おすすめツーリングコースや展望のいい岬、美味しい食事処など、寄り道したくなるポイントなど、読み物としても楽しいつくりになっています。
GPSのとどかない場所に入っても、おおよその位置がわかるので、スマホのバッテリーが切れても最悪何とかなるのも、心強いです。
冬キャンプの服装
基本はライダースジャケットでいいです。
- インナー(下着)ヒートテックなど発熱素材を着ます
- ミッドレイヤー(中間着)フリースなどの保温力のあるものを選びましょう。
- アウター(ライダースジャケットの上に)寒いのが苦手な方はライダースジャケットの上にさらにダウンジャケットを着ると保温力が高まりより快適に過ごすことができます。
冬キャンプの服装についてはこちらの記事をご覧ください
防寒対策
防寒対策のポイントはいかに熱源を得るかです。
バイクだと大掛かりなストーブは運べないので、焚き火をで暖を採ることになります。
さらには、焚き火で得た熱をムダなく利用するために、お湯を沸かして湯たんぽをつくり、寝袋に入れると暖かく眠ることができます。
うちのバイクじゃ薪は運べないという方は、ガスで機能するストーブもあります。
これであればツーリング途中のコンビニで燃料を調達できますし、調理に使うコンパクトストーブと燃料を共通にすれば、荷物を少なくすることができます。
ただ、スポット的に温めるものなので、冷えた体を温めるには、クルクル回りながら温まる必要はあります。(チョット滑稽ではありますが、それも楽しさの1つです)
もちろん、燃焼時に酸素を使うので、テント内でに使用は厳禁です。
食事
断然お鍋がおすすめ!
コンビニでカット野菜を買って、肉をぶち込み鍋の元で煮込む。以上!簡単で温まります。
冬は水が使えないキャンプ場もあるので、水で溶かす固形タイプよりも、かさばりますがスープタイプのほうがいいです。
カレー、キムチ場がより温まっていいですよ。
コースにスーパーがあれば、鮮魚売り場に行くと、寒い時期なら海鮮鍋セットが売っていることがあるので、チェックしてみるのもいいでしょう。
容器ごと火にかければOK!スープもセットになっています。
朝食は、ホットサンドが簡単で温かくておいしいですよ。
具は、とろけるチーズに、マヨネーズかケチャップで十分です。ランチパックを買ってきてそのまま焼いても、おいしい簡単!
コーヒーはドリップタイプよりもインスタントをおすすめします。
ドリップタイプだとポトポト落としているうちに冷めてしまいます。キャンプの雰囲気でインスタントでも十分においしく感じられます。
ティーバックの紅茶に練乳を入れてもgood。甘くておいしい。冷えた体を心地よくあたためてくれます。
ガス欠対策
キャンプ場はその立地から、どうしても田舎の方にあります。
それゆえツーリングコースにガソリンスタンドが少ないことが多いです。
また、キャンプ場で年越しをしようとしたところ、ガソリンスタンドが休みのこともよくあることです。
コースを決めるときに前もって調べておくのがベストですが、なかなか予定通りに行かないこともあるので、ガソリン携行缶というものもあるので、準備しておきましょう。(携行缶への給油はセルフスタンドでは行えません。必ずスタッフ給油のスタンドで行います)
まとめ 冬のキャンプツーリングは最高です
冬キャンプツーリングのポイントと、注意点を見てきました。
寒さ対策や、凍結路面への注意など、春から秋のキャンプにくらべてハードルは高そうですが、ここまで書いてきたことをおさえておけば、きっと楽しい思い出がつくれるはずです。
どこまでも続く一本道+満天の星空+焚き火
ね?行きたくなったでしょ?