今日の1冊#11「青函連絡船の人びと」津軽書房

今日の1冊#11「青函連絡船の人びと」津軽書房

今日の1冊、第11回めの今回は津軽書房から出ている写真集「青函連絡船の人びと」です。

この本に出会ったのは、たまたま青森へ旅行に訪れたときに、見学した八甲田丸の中で、本当に旅の巡り合わせでした。


世界的に見ても珍しい船「八甲田丸」

八甲田丸

八甲田丸は青森駅の近くに今はミュージアム的な存在として停泊している船です。


青函連絡船は1988年(昭和63年)まで青森港と函館港を結び、総計1億6千万人以上の乗客と2億5千万トンの貨物を運びました。航海距離は総計8千万キロに及び、これは地球を2,019周分の距離に相当します。

青函連絡船地下

青函連絡船を訪れる観光客は、その壮大なスケールを目の当たりにし、船の本来の役割について学び取ることができます。特に注目すべきは、「車両甲板」と呼ばれる貨物車両を搭載する部分であり、鉄道車両が船を通じて海を渡ることは国際的にも非常に珍しいことです。

八甲田丸地下

青函連絡船は日本の鉄道史に名を刻み、国の経済発展に大きく寄与してきました。その象徴である青函連絡船は、青森市のシンボルとなっており、歴代55隻中で最も長い現役期間を誇る船舶である「八甲田丸(八甲田山系と睡蓮沼がシンボルマーク)」は、ほぼ就航当時の状態に保たれ、貴重な歴史的施設として係留保存されています。

八甲田丸グリーン席

船内ではこの船の設計に携わった男たちについてのNHKのドキュメンタリーを船内のグリーン席で見ることができます。その映像を熱心にそして真剣に見ていたのは私だけでしたが、とても面白かったです。


戦後間もない時代に無理難題に挑んだ昭和の男たち。

八甲田丸思い出ノート

もし今の時代の若者として生まれていたら、彼らだったら何を想い、考え、作るのだろうと青森にピリリと寒い風の吹く空気の中、私は想いを寄せたのでした。


昔は青森から函館まで船で3時間半掛かった

青函連絡船の人びと

今は東京駅から北海道新幹線が開通し、約4時間で新函館北斗駅まで行くことができます。

新青森駅からだったらたったの57分です。それが青函連絡船が活躍していた時代では、なんと船で3時間半掛かったそうです。そんな事実がこの写真集「青函連絡船の人々」の冒頭に書いてあり、この写真集を出版する一つのきっかけになったとのこと。なかなか素敵な出だしに、旅行からの帰りの新幹線で一気に読み終えてしまいました。

そこを渡る人の数だけドラマがある

青函連絡船の人びと

この写真集の中身を見ると、みんな昭和の時代の良い顔をしています。

これは津軽海峡・冬景色を聞きながらしみじみと見るしかない。

 

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良かったらキャンプへの行き道の車の中ででも聴いてみてください。