今日のプレイリスト#37「MAN AT WORK」(BUSINESS AS USUAL)

今日のプレイリスト#37「MAN AT WORK」(BUSINESS AS USUAL)

今日のプレイリスト。37回目の今回は「MAN AT WORK」(BUSINESS AS USUAL)」です。


下北沢で行きつけにしているレコード屋さん「フラッシュ・ディスク・ランチ」で購入しました。


このお店は、私が世田谷に住み始めて間もないころからずっと通っているレコード屋で、お店がある限り有効なポイントカードは、50スタンプ貯まると15,000円以下のレコードを何枚買っても半額というやばいシステムが人気のお店です。


メン・アット・ワーク:80年代洋楽シーンに旋風を巻き起こしたオージー・ロックの旗手

鮮烈なデビューと世界的な成功、そして解散と再結成。オーストラリアが生んだロックバンド、メン・アット・ワークの軌跡を辿りながら、その魅力を掘り下げてみましょう。

メルボルンから世界へ:アコースティック・デュオからロックバンドへ

1979年、コリン・ヘイとロン・ストライカートの2人は、メルボルンのパブでアコースティック・デュオとして活動をスタートさせました。そこに、後にバンドの屋台骨を支えることになるジェリー・スペーサー(ドラムス)、ジョン・リース(ベース)、グレッグ・ハム(サックス・フルート)が加わり、5人編成のバンドへと進化を遂げます。

全世界を席巻したデビューアルバム『ワーク・ソングス』

1981年にリリースされたデビューアルバム『ワーク・ソングス(Business as Usual)』は、母国オーストラリアのみならず、アメリカ、イギリスなど世界各国でチャートを席巻。特に、「ノックは夜中に (Who Can It Be Now?)」と「ダウン・アンダー (Down Under)」の2曲は、全米シングルチャートで1位を獲得するという快挙を成し遂げました。

「ノックは夜中に」は、軽快なレゲエのリズムとキャッチーなメロディが印象的なナンバー。一方、「ダウン・アンダー」は、オーストラリアを「ダウン・アンダー(下側にある)」と自虐的に表現した歌詞と、陽気なサウンドが特徴です。これらの楽曲は、MTVでのヘビーローテーションも相まって、世界中の若者を虜にしました。

コリン・ヘイの魅力:飄々としたボーカルとユーモアセンス

メン・アット・ワークのフロントマン、コリン・ヘイの魅力は、その独特の歌声とユーモアセンスにあります。飄々とした歌い方は、どこか力の抜けた雰囲気を醸し出しながらも、聴く人の心に深く響くものがあります。また、歌詞にはユーモアが散りばめられており、シリアスになりがちな社会問題も、彼らにかかれば軽妙なタッチで歌い上げられます。

グラミー賞受賞と日本での人気

1983年には、グラミー賞最優秀新人賞を受賞。同年4月には初来日公演を行い、中野サンプラザと渋谷公会堂で2日間にわたる熱狂的なステージを披露しました。彼らの来日は、日本の音楽シーンにも大きな影響を与え、その後多くのオーストラリア出身のバンドが日本で人気を博すきっかけとなりました。

解散と再結成、そして現在

セカンド・アルバム『カーゴ』もヒットを記録しますが、その後メンバーの脱退などもあり、1986年に活動を停止。1996年に再結成を果たし、2000年のシドニーオリンピック閉会式でのパフォーマンスは、世界中に感動を与えました。しかし、2002年に再び解散。

その後はコリン・ヘイとグレッグ・ハムが中心となり、不定期にライブ活動を行っていましたが、2012年にグレッグが逝去。現在はコリンがバックバンドを従え、メン・アット・ワークの名曲を演奏し続けています。

オージー・ロックの代表格として

80年代の音楽シーンに燦然と輝く、メン・アット・ワーク。彼らの音楽は、今もなお多くのファンに愛され続けています。彼らの残した名曲たちは、時代を超えて聴く人の心を揺さぶり、そして笑顔にしてくれるでしょう。


WAITER-Uではキャンプのみならず、音楽、本、映画もセレクトしています。

Spotifyでプレイリストも作ってますので、よかったらキャンプに行く車の中ででも聴いてみてください。

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