WAITER-U JOURNALではアウトドアから少し離れて、ライフスタイルやカルチャーについて触れていく連載です。第5回目の今回は、東京・世田谷の豪徳寺です。
豪徳寺は平安時代の末期に創建されたお寺であり、鎌倉時代に道元が日本に伝えた曹洞宗のお寺です。創建されたのは1480年ごろと言われています。江戸時代には、井伊家の菩提寺(法事などを行う寺)となり、桜田門外の変で有名な井伊直弼のお墓も置かれています。
そしてここ豪徳寺で有名なのは何と言っても「招き猫」です。
招き猫は、日本の伝統文化において、幸運や繁栄をもたらすとされる縁起物です。豪徳寺の招き猫は、そのような信仰心に基づいて、多くの参拝者や観光客を魅了しています。
一般的な招き猫は小判を手にしていますが、豪徳寺の招き猫は小判を持っていません。
これは、招き猫は運を運んできてくれるけど、本当に富をつくるのはあなた次第という考え方からくるもの。
今までに聞いた言葉の中で、機会は準備が出来ている人にしかやってこない。という言葉を聞いたことがあります。
そしてここには数千もの招き猫が、拝客によって奉納されています。奉納されたものなので、これらを持ち帰ったり触ることは出来ませんが、ここにある招き猫はここを訪れたことがある誰かの願いや夢が叶った、役目を全うした招き猫たちなのです。
そう考えると嫌でもパワーが湧いてきそうです。
何か願いや夢がある方、是非一度、豪徳寺を訪れてみてはいかがでしょうか。